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クイックカプラのOリング整備で油圧トラブルを防止!整備のポイントを実例で解説
作業中の油漏れや圧力不良を防ぐために知っておきたいOリング部品の整備方法と交換手順を詳しく紹介!
- ✔ Oリングの構造と密封の仕組みがわかる
- ✔ 漏れ・にじみの原因と整備実例を紹介
- ✔ 適合部品と交換手順のチェックポイントがわかる
クイックカプラに使われるOリングの役割と構造

Oリングは、スキッドステアローダーのアタッチメントを接続するクイックカプラにおいて、油圧の密封を担う重要部品です。
小さな輪状のゴムパーツながら、油圧漏れを防ぎ、装置の安全稼働に直結する働きをしています。Oリングは凹型の溝にセットされ、油圧によって押し付けられることで密着状態を維持します。
その密封性が失われると、作業中に油圧の低下や漏れ、操作不良などのトラブルが発生するため、定期的な点検と適切な交換が必要です。
Oリングの劣化が引き起こす油圧トラブルとは?
Oリングが劣化することで、次のようなトラブルが多く報告されています:
・油がにじむように漏れる(小さなひび割れや硬化による密着不良)
・カプラ接続部から油が飛び出す(Oリングの損傷や破断)
・油圧が上がらず、アタッチメントが動かない(圧力漏れ)
これらは現場の作業効率を大きく下げるだけでなく、油圧機器全体の損傷にもつながりかねません。早期発見と部品交換が、油圧系統を長持ちさせる鍵になります。
Oリング交換で改善された実例紹介
ある現場では、スキッドステアのバケットアタッチメントが頻繁に圧力低下を起こし、調査の結果、クイックカプラのOリングが硬化し弾性を失っていたことが原因でした。
交換後は油漏れが解消され、アタッチメントの作動もスムーズになったことで、作業時間の短縮にもつながりました。
このように、小さな部品であってもその機能は非常に重要であり、劣化の兆候を見逃さずに対応することが、現場の信頼性向上に直結します。
交換作業の手順と必要な工具
Oリング交換の基本的な手順は次の通りです:
1. クイックカプラの油圧を完全に抜く
2. 接続部を分解し、古いOリングを取り外す(ピックツールなどを使用)
3. 溝に残った異物や汚れを清掃する
4. 新しいOリングにグリースを薄く塗布して挿入
5. 接続部を元通りに組付けて締付確認を行う
作業時には適切なOリングサイズ・材質(NBR、FKMなど)の選定が不可欠で、再使用はNGです。整備後は油圧漏れがないかを必ず確認しましょう。
適合Oリングの選び方と確認ポイント
適合Oリングを選定する際は、以下の点に注意しましょう:
・使用しているクイックカプラの型番やメーカーを確認
・Oリングの内径・外径・太さの3点を正確に測定
・使用圧力や作動温度に対応した材質を選ぶ(NBR、EPDM、FKMなど)
・溝幅と断面の相性を確認し、圧力時に過度に変形しないことが重要
間違ったOリングを装着すると密着性が失われ、漏れや脱落のリスクが高まります。整備前には部品表や実測値で必ず照合を行いましょう。
日常点検でできるOリング劣化の早期発見法
Oリングの早期劣化を防ぐためには、日常点検時に以下の点をチェックしましょう:
・カプラ接続部に油のにじみや湿りがないか
・接続部周辺にグリースの飛散や異臭がないか
・接続時に異常な力が必要になっていないか(Oリングの膨張)
これらの兆候はOリング不良の初期サインであり、見逃すと油圧系トラブルに直結します。定期的な点検と記録管理を行うことで、計画的な部品交換と現場の安定稼働が実現できます。

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