バックホーローダのバケットリンク ピン & ブッシュ部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。

なぜピン＆ブッシュが重要なのか？｜建機の基礎から理解する

バックホーローダにおけるピン＆ブッシュは、バケットリンク部やアーム可動部の可動を滑らかに保つ非常に重要なパーツです。これらは日々の作業によって徐々に摩耗し、可動域のガタつきや油漏れ、最悪の場合は部品の破損につながることもあります。特に新設された土木部門では、予算や整備ノウハウが不足しがちなため、こうした消耗部品の状態を軽視すると現場の稼働効率に大きく影響します。
ピン＆ブッシュは単なる小部品と思われがちですが、建機の耐久性・安全性・作業精度すべてに関係する“現場の命綱”とも言える存在です。

整備の現場で学んだ失敗例｜適切な選定が現場を救う理由

実際の現場では、ピンやブッシュの選定ミスが原因で多くのトラブルが発生しています。たとえば、純正ではない互換部品を選んだことで寸法が微妙に合わず、作業中にガタつきが発生したケース。あるいは中古品を導入したが表面の摩耗を見落とし、半年も経たずに再交換が必要になったケースなどです。
こうしたミスを防ぐためには、単なる“使えるかどうか”ではなく、“現場で使い続けられるかどうか”の視点が不可欠です。長年現場を見てきた整備士は、部品の精度や材質、メーカー履歴にまで目を配っています。

交換の流れを写真付きで解説｜実務に役立つノウハウ公開

ここでは一般的なピン＆ブッシュの交換フローを紹介します。まず最初に必要なのは、対象となるリンク部の取り外し。次にブッシュの抜き取り・圧入、ピンの挿入を順に行います。作業時には油圧の開放、部品の位置調整、トルクレンチでの締付確認など、多くの細かい工程が含まれます。
特に注意が必要なのは、ブッシュを圧入する際の角度と圧力。これがずれると部品寿命を大きく損なう原因になります。初心者の方は熟練者の指導を受けるか、作業マニュアルに従って慎重に進めてください。

購入時に確認すべきこと｜寸法・適合・耐久性のチェックリスト

確認項目	チェックポイント
ピンの直径・長さ	機種に合った寸法であること。実機採寸も推奨。
ブッシュの内径・外径	摩耗許容範囲内か確認。摩耗済品は避ける。
材質と処理	焼入れ処理済みかどうか、耐久性に関係。
互換性の有無	メーカー・型番・年式によっては非互換に注意。

今後のメンテナンスを見据えて｜ピン・ブッシュ交換の長期戦略

ピン＆ブッシュの交換は1回きりではありません。土木現場での使用状況によっては、1年以内に再交換が必要な場合もあります。そのため、機械ごとのメンテナンス履歴を記録し、予防整備のスケジュールを立てることが重要です。
部品交換は単なる修理ではなく、機械を長持ちさせる“投資”です。新規事業の立ち上げにあたっては、整備の内製化や部品在庫の管理体制なども同時に整備しておくと、突発的なダウンタイムを防ぎ、現場力を強化できます。