モーターグレーダーのバルブブロック Oリング部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

部品販売のお問い合わせ
一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。


漏れを防ぐ小さな主役!モーターグレーダー用バルブブロックOリングの機能と重要性とは
油圧回路の中枢に使われるOリング。密封性能が低下すれば漏れ・作動不良の原因に。選定・整備のポイントを詳しく解説!
- ✔ バルブブロック内の密封構造を詳しく解説
- ✔ 漏れトラブルを未然に防ぐ選定と交換のコツ
- ✔ 現場で役立つ整備チェックポイント付き
モーターグレーダーに使われるOリングの種類

Oリングは、油圧ラインの漏れ防止に欠かせない密封部品で、モーターグレーダーのような重機では高圧下での使用に耐える性能が求められます。
バルブブロック内では、通油路の接続部やカートリッジバルブ周辺に配置され、使用されるOリング材質には以下の種類があります:
・NBR(ニトリルゴム)
・FKM(フッ素ゴム)
・EPDM(エチレンプロピレンゴム)
それぞれに耐油性、耐熱性、耐薬品性といった特徴があり、現場の使用環境に適した選定が重要です。
バルブブロックと油圧ラインの密閉技術とは
バルブブロックは、油圧回路の中枢として複数の流体経路を内部に持つブロック構造の部品です。ここに挿入されるOリングは、各経路間で油圧が漏れないよう密閉する役割を持ちます。
特に油圧ポンプからの高圧オイルが通過する箇所では、Oリングにかかる圧力は非常に高く、微細な損傷でも漏れの原因になります。
そのため、シート面の平滑度・Oリング溝の形状・圧縮率といった設計精度も整備では重要な確認ポイントです。
現場で起きた漏れトラブルとその原因分析
ある現場では「バルブブロック下部から微量のオイルにじみあり」との報告があり、調査の結果、Oリングの変形と亀裂が確認されました。
原因はOリング材質の劣化と、過大な締め付けトルクによる圧縮過多でした。
このように、材質の選定ミスや取付時の圧力バランスの乱れは、密封不良を引き起こします。
また、Oリングにグリスを塗布しないまま組付けたことが摩耗促進の一因にもなっており、作業時のひと手間が寿命に大きく影響します。
交換時の確認ポイントと互換品の選定法
Oリング交換時は以下の点を必ず確認しましょう:
・溝幅・内径・太さの3点寸法を正確に測定
・シール材質は環境(温度・油種)に適合しているか確認
・部品図や仕様書でOリング規格番号を照合
・互換品使用時はメーカーごとの硬度差も考慮する
加えて、取り付け時には専用グリスを使用し、Oリングをねじらず挿入することで密封性と耐久性が向上します。
作動不良を防ぐための整備・点検手順
Oリングの劣化は、最終的にバルブ作動不良を引き起こすリスクがあります。これを防ぐためには:
・作動油の汚れや異物混入のチェック
・Oリング装着部のクラックやバリ確認
・再使用するOリングの圧縮状態確認(変形・硬化)
・トルクレンチを使用した均一な締め付け
これらの点検・整備をルーチン化することで、油圧の安定性と重機全体の稼働効率が大きく向上します。
長寿命を実現するOリング保管と管理方法
Oリングは保存状態によっても寿命が変わります。
・直射日光や紫外線を避けて暗所保管
・高温多湿を避けた室温環境で管理
・袋詰めされている場合は開封後は速やかに使用
・使用期限がある製品はロット管理を徹底
これらの保管・在庫管理を行うことで、常に劣化のない部品を整備に使用でき、油圧系統のトラブル回避に繋がります。

建機機械の部品販売

ユンボやフォークリフトの部品をお届け
全メーカーの部品を全国に販売できます。カタログが無い方には、有料でお送りすることも可能です。
建機レンタル会社様、建設会社様、物流会社様、建機修理会社様など、同業者の方でもお気軽にご連絡下さい。

