スキッドステアローダーのブーム前端 ピボットピン部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

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ピボットピンとは？｜スキッドステアの可動構造の中枢

ピボットピンは、スキッドステアローダーのブーム部分の関節にあたる部品で、油圧シリンダーによる動きを滑らかに伝えるための中枢構造です。
ブーム前端部では、アタッチメントの取り付け・角度調整など、頻繁な可動に耐える必要があり、強靭なピンが不可欠です。
このピンが劣化または摩耗すると、ブーム全体にガタつきや異音が発生し、作業精度の低下やトラブルの原因になります。

ブーム前端部に使われるピンの種類と構造

スキッドステアのブーム前端部に使用されるピボットピンは、以下のような特徴を持っています：
・スチール製または焼入れ処理された高硬度鋼を採用
・片側固定型または貫通型ピンでブッシュを貫いて取付
・グリス穴付きピンで潤滑性を確保
ピンとブッシュは常に摩耗する消耗部品であり、整備の際には両者を同時交換することが推奨されます。

ピン摩耗が与える影響と整備時の見極めポイント

ピンが摩耗してくると、以下のような兆候が現れます：
・アタッチメント装着部で「ガタつき」が発生する
・動作時に「カクン」とした違和感や異音が出る
・ピンやブッシュ表面に異常摩耗や偏摩耗が見られる
このような症状が確認されたら、早期の部品交換が必要です。
また、グリスが十分に供給されていない状態では摩耗が加速するため、日常点検でグリス注入も忘れず行いましょう。

ピン交換の具体的手順と注意点

ピボットピンの交換は以下の手順で行います：
1. ブーム先端の荷重を外し、安全確保のうえ固定
2. ピン固定ボルト・ロックリングなどを外す
3. ピンを打ち抜く（必要に応じてプーラーを使用）
4. ブッシュ状態も確認し、同時交換が望ましい
5. 新品ピンにグリスを塗布し、正しい向きで挿入
6. ロック部品を確実に締め付けて完了
作業前には適合ピンのサイズ・材質・向きを事前確認し、誤取付や寸法ミスマッチによるトラブルを防止しましょう。

適合部品選定の基準と確認項目

ピン部品の選定では、以下の情報が必要になります：
・メーカー・型番（部品ラベルや取扱説明書で確認）
・全長・有効長・直径・グリス穴位置
・ロック穴やピン止め用の切り欠き形状
・表面処理の有無（クロムメッキなど）
誤った部品を使用すると、ブームの動きが不安定になり、長期的には他部品へのダメージを招くため、必ず整備記録などと照合しながら選定を行いましょう。

整備後の確認作業とガタつき防止法

ピン交換後は、以下の確認作業を徹底しましょう：
・アタッチメントを取り付けてスムーズに可動するか
・ガタつきや異音がなくなったか
・グリスアップ後に漏れや偏りがないか
また、使用前には必ず試運転を行い、荷重をかけた状態での動作確認を行います。
ピボットピンの整備を怠ると、ブーム先端部全体の寿命に影響するため、定期的な点検と確実な整備を継続して行うことが、建機の安全稼働を支える要です。