振動ローラー／コンパクタのキャリアピン／ブッシュ部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。

「この音、いつもと違う…」違和感を感じたら確認すべき脚回り部品

振動ローラーやコンパクタを操作しているとき、「ガタガタと揺れる」「走行中に異音がする」といった違和感を感じることがあります。そんなとき疑うべきなのが“脚回り”の部品、とりわけキャリアピンとブッシュの摩耗や破損です。これらは機体の関節を支える重要部位であり、劣化が進むと施工精度や機体の安定性に深刻な影響を及ぼします。

キャリアピンのガタつきが生む悪影響とは？

キャリアピンはアームや車体の可動部を支える中軸で、常に大きな力が加わるため摩耗が進行しやすい部品です。ガタが発生すると、振動の吸収が不十分になり、ローラーの接地バランスが乱れるため、舗装の仕上がりにムラが生じるリスクが高まります。また、放置すれば他の隣接部品まで破損させてしまうため、早めの交換が望まれます。

施工精度・作業時間に与えるブッシュの劣化影響

ブッシュはピンと外周部をつなぐ緩衝部品で、振動・衝撃を吸収する役割があります。ゴムや合成樹脂でできていることが多く、長時間の使用でひび割れや圧縮劣化が起こりやすいのが特徴です。これが進行すると、ピンが適正位置で保持できず、ズレが生じて施工中の走行や振動が不安定になります。最悪の場合は操作性にも影響を与え、作業効率の低下を招きます。

経験者が語る！中古部品をうまく使う3つのコツ

1つ目は「整備履歴が明確な製品を選ぶ」こと。しっかりと再塗装や摩耗チェックがされた中古品は信頼性が高いです。2つ目は「型式・年式の適合確認を徹底する」こと。寸法や形状がわずかに違うだけで取付不可となるため、販売店に確認しましょう。3つ目は「同時交換の検討」です。ピンだけ、またはブッシュだけを交換しても根本改善にならない場合があるため、セットでの交換がオススメです。

修理判断が早かった現場の成功例

ある道路改修現場で、作業員が「いつもより揺れが大きい」と違和感を訴えたことがきっかけで点検を実施。ブッシュの破損とキャリアピンの摩耗が発覚し、中古部品をすぐに手配・交換。結果として機体の動きがスムーズになり、施工面のムラも改善されました。現場責任者は「初動が早かったことで作業全体が予定通り進んだ」と話しており、トラブル対応の良い事例となりました。

脚回り部品の点検チェックリスト【ダウンロード可】

以下のチェック項目を毎日の点検ルーチンに組み込むことで、脚回りトラブルの予防が可能になります：
✔ ピンの外れやズレがないか
✔ ブッシュ部分に割れや凹みがないか
✔ 作業中に異音がしないか
✔ グリスアップ状態の確認
✔ 締結部のゆるみがないか
これらを意識するだけで、脚部の異常を早期発見でき、トラブル前に対策を取ることが可能です。