振動ローラー／コンパクタの高圧ホース部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。

作業中に発生した油漏れトラブル、その時現場は？

舗装工事の真っただ中、振動ローラーが突如作動停止。確認するとマシン下部から油が流れ出しており、作業は中断を余儀なくされました。現場監督はすぐに対応チームを呼び、原因特定へと動きました。時間との勝負のなか、早期対応が求められる状況となりました。

点検で判明した「高圧ホースの亀裂と劣化」

技術スタッフが油漏れ箇所を辿っていくと、高圧ホースの接続部に細かい亀裂が複数確認されました。長年の使用によりゴムが硬化し、振動による微細なひび割れが進行していたと見られます。油圧がかかった状態で亀裂が広がり、最終的に破裂したと判断されました。

高圧ホースの構造と役割をおさらい

高圧ホースは、振動ローラー内で油圧を各部に伝える重要な配管であり、内部はゴム製の層を金属繊維などで補強した多層構造になっています。常に高圧にさらされるため、摩耗・劣化しやすく、部品の中でも消耗品として定期的な交換が必要な箇所です。

応急処置では不十分、中古部品で即時交換へ

当初は一時的なシーリングやバンド補強での応急処置が試みられましたが、油圧がかかると再び漏れ出す状況に。そこで即納可能な中古高圧ホースへの交換が決定。適合サイズと継手形状を確認し、在庫がある業者から即日配送。現場で迅速に取り付けが完了しました。

交換後の回復と現場の反応

交換作業後は、油漏れも止まり機械が正常に再稼働。現場の職人たちからは「中古とは思えない性能」「予定通りに作業を終えられてよかった」との声が寄せられました。中古部品であっても、整備・検品済の品質が確保された製品であれば、十分に現場対応が可能であると実証されました。

トラブル再発を防ぐための点検ポイント

高圧ホースは劣化が外観に現れにくい場合もあり、振動中に圧力がかかって初めて亀裂が開くケースがあります。そのため、作業前後にホースを曲げた状態で表面を観察し、しわ・硬化・油染みがないかを確認する習慣をつけることが重要です。また、定期的にホースの脱着点も点検し、継手のゆるみや摩耗もチェックしましょう。

予備ホースの備蓄と調達ルートの工夫

トラブル発生時に備え、よく使用するホースサイズや継手規格の部品は、予備として1～2本ストックしておくと安心です。また、信頼できる中古部品業者をリストアップしておくことで、緊急時の調達スピードを大幅に短縮できます。調達先との連絡体制も日頃から整えておくと、現場対応力が格段に高まります。