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操作ミスを防ぐ!液晶パネルとバックライトの構造を整備士目線で徹底解説
スキッドステアの表示パネルが見えづらくなったら要注意。液晶構造・光源・劣化兆候を押さえて、トラブルを未然に防ぎましょう!
- ✔ 液晶・バックライトの構成部品を解説
- ✔ トラブル前にわかる異常のサインを紹介
- ✔ 操作性向上のための交換と点検手順を掲載
見づらいディスプレイの原因はパネルと光源の劣化か?

スキッドステアローダーのディスプレイパネルは、運転中の情報確認やエラー表示などに欠かせない存在です。しかし経年劣化や使用環境の影響により、画面が暗くなったり文字が読みにくくなったりするケースがあります。
その主な原因は「液晶パネルの老朽化」および「バックライトの発光劣化」によるものです。特に直射日光や高温多湿な場所での使用が多い建機では、光源の寿命が短くなりやすく、視認性に大きな影響を及ぼします。
液晶モジュールの構成部品を写真で確認
液晶パネルは大きく以下の部品で構成されています:
・液晶セル(透明電極により画素を制御)
・偏光フィルム(視認性を高める)
・バックライト(LEDまたはCCFLなどの光源)
・反射シートと拡散シート(光を均一に照らす)
・制御基板(ドライバICや制御チップを搭載)
このうちバックライトは寿命部品であり、数千時間以上の使用で徐々に輝度が落ち、画面が暗くなる傾向があります。また、電源供給部のコンデンサ劣化などによっても発光不良が生じます。
映像が乱れる前にできるメンテナンスポイント
次のような兆候が見られた場合は、早期の点検・交換を検討してください:
・画面がチラつく、断続的に消える
・一部だけが暗い、ムラがある
・バックライトの色が黄色がかっている
・電源を入れても映るまでに時間がかかる
このような症状は、バックライトまたはインバーター基板(LED駆動回路)の不良である可能性が高く、整備士による点検が必要です。
また、配線の接触不良やコネクタ部の腐食なども併発しやすいため、定期的な配線チェックと接点清掃も併せて行いましょう。
部品交換で復旧した現場の事例を紹介
ある現場では、「画面が数分で真っ暗になる」という症状が報告されました。調査の結果、バックライトのLEDユニットが寿命を迎えていたことが判明。交換後は明るく安定した表示が復活し、オペレーターの作業効率も向上したとの声が上がりました。
このようにディスプレイ部品の劣化は、操作性の低下だけでなく安全性にも関わる重要なポイントです。視認性の悪さによる誤操作や異常の見落としを防ぐためにも、一定の使用年数や兆候が見られた時点での交換が推奨されます。
コネクタ・ケーブルのトラブルにも注意
パネルが映らないトラブルの原因は、液晶部品自体だけでなく、配線・コネクタ類にもあります。特に振動の多い環境では、
・フラットケーブルの断線
・コネクタの抜けや緩み
・接点腐食や酸化被膜
などが発生しやすくなります。
整備時は表示不良があった場合でも、パネルを疑う前に配線やコネクタをチェックし、導通確認や再接続を試みることが重要です。電子部品周辺には静電気対策や絶縁保護を施しておくと、再発防止にもつながります。
操作性を保つための定期点検リスト
以下のような点検項目を定期的にチェックすることで、表示トラブルを未然に防ぐことが可能です:
・表示の明るさ・均一性
・画面の反応速度(タッチ型の場合)
・電源投入時の表示確認
・画面表面の汚れや傷
・周囲温度変化による表示の安定性
・フラットケーブルの劣化・たるみチェック
このような点検を、整備・車検時にルーチン化しておくことで、突然の表示不良による稼働停止リスクを抑えることができます。

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