ダンプトラック(オフハイウェイ)のDEF(尿素)ドージングバルブ部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

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SCRの要!DEFドージングバルブの構造と役割を整備士目線で解説
尿素噴射システムの中核部品であるドージングバルブ。仕組み・構造・トラブル例から交換・点検方法まで、ダンプトラック整備に必要な知識を丁寧にご紹介。
- ✔ 尿素噴射の流れが図解で分かる
- ✔ トラブル時の診断ポイントが明確
- ✔ バルブ交換の手順と注意点も網羅
DEFドージングバルブの役割と基本構造

DEF(Diesel Exhaust Fluid)ドージングバルブは、SCR(選択触媒還元)システムにおいて尿素水を排気管へ噴射するための電子制御バルブです。
このバルブはECU(エンジン制御ユニット)からの指令により、最適なタイミング・量で尿素を供給し、NOx(窒素酸化物)を窒素と水に還元する働きをします。
ダンプトラックにおけるSCRシステムとの関係
ダンプトラックのような大型オフハイウェイ車両では、高出力エンジンを使用するためNOxの排出量も多くなります。
このため、DEFドージングバルブは排気ガス中のNOxを削減し、排出ガス規制(Euro Stage IV, Vなど)への適合を実現するうえで欠かせない装置となっています。
注入量制御の仕組みと作動タイミング
バルブはECUがエンジン回転数・負荷・排気温度・NOx濃度などのセンサー値を基に制御しています。
具体的には、NOxセンサーが高濃度を検知した場合にバルブを開いて尿素水を噴霧。適切な触媒反応を引き起こすため、噴射量とタイミングの精度が求められます。
バルブ詰まり・凍結によるエラーの原因とは
主なトラブル原因には以下があります:
・尿素結晶の付着によるノズル閉塞
・冬季凍結による作動不能
・電磁コイルやセンサーの不良
・インジェクター部の漏れ
これらはエラーコード(例:DEFドージング異常)として表示され、放置するとSCRシステムの作動停止、出力制限、排出ガス規制違反に繋がります。
正常な排ガス浄化を支える整備と点検の重要性
日常点検では以下の項目が重要です:
・バルブ外観と接続部の漏れチェック
・コネクタの通電状態とエラーコード確認
・冬期には凍結防止ヒーターの作動確認
また、予防整備として500時間~1000時間ごとの点検や洗浄を推奨。部品が詰まる前に対処することで、エンジン性能と排ガス性能を保ちます。
交換部品の選び方と耐久性の見極めポイント
交換部品を選ぶ際には以下の点に注意しましょう:
・防腐・耐凍結設計が施されているか
・適合する車種やSCR型式に対応しているか
・純正レベルの信頼性と耐久性があるか
・コネクタや配管の互換性
過酷な使用環境でトラブルが出やすいパーツだからこそ、品質と対応実績を重視して選定することが大切です。

建機機械の部品販売

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