振動ローラー／コンパクタの振動ポンプ／ドラムドライブモータ部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。

振動ローラーにおける振動ポンプとドラムドライブモータの役割

振動ローラーやコンパクタは、振動を発生させるポンプユニットと、推進力を担うドラムドライブモータの2つの主要機構で構成されています。振動ポンプはエキサイター部に圧力をかけ、ローラーの上下振動を実現。ドラムドライブモータは油圧駆動で前後に推進させるため、どちらも欠かせない心臓部です。これらが不調になると、機械の動きそのものが停止するリスクが高まります。

よくあるトラブル症状とその原因

現場でよく見られるのは、「振動しない」「前進しない」「異音がする」といった症状です。振動しない場合はポンプの内部部品摩耗や油漏れ、前進しない場合はドラムモータのシール不良や油圧ライン詰まりが考えられます。これらの異常は早期発見が難しく、いざ動かなくなって初めて気づくケースが多いため、定期的な稼働音の確認や油圧圧力チェックが重要です。

中古部品を選ぶときのチェックポイント

中古の振動ポンプやドラムドライブモータを選ぶ際は、まず「点検済」「動作確認済」であることを必ず確認しましょう。さらに、外観に傷や腐食がないか、配管口の状態、接続部品の有無などもチェックが必要です。パーツの型式が機種に適合するかを事前に確認し、不明点があれば販売元に問い合わせることが失敗を防ぐ鍵になります。

状態の良い部品を見極めるプロのコツ

状態の良い部品は、分解整備やシール交換がされており、清掃・塗装が施されているケースが多いです。また、製品に動作保証がついているかどうかも信頼性を左右します。信頼できる業者から購入すれば、写真付きの整備履歴や使用期間の説明を確認でき、導入後のトラブルも減少します。選定には、目視チェック＋問い合わせ対応の丁寧さがポイントです。

実際の現場であった導入事例と復旧効果

ある舗装工事の現場では、急なドラムモータ不調でローラーが前進しなくなり作業が停止。新品は納期に1週間以上かかる状況だったため、点検済の中古モータを即日手配し、翌日には現場に再投入できました。結果として、作業の遅延は最小限にとどまり、部品費用も抑えることができました。このように、中古部品は「緊急対応力」と「コスト削減」の両面で大きな効果を発揮します。

調達ルートと納期短縮のテクニック

中古部品の調達には、専門業者の在庫を常時確認できるようリスト化しておくことが重要です。また、複数業者へ同時に問い合わせることで納期比較が可能となり、最速の手配が実現します。業者によっては即日発送体制が整っており、急なトラブルにも対応可能です。定期的に使用している部品は、予備在庫を持つことでリスク管理にもつながります。

運用後のメンテナンスと寿命を延ばす工夫

振動ポンプやドラムモータの寿命を延ばすには、使用後の油圧ラインの清掃、定期的なフィルター交換、作動油の管理が欠かせません。また、施工環境に砂や泥が多い現場では、使用後に高圧エアで周囲を洗浄し、異物混入を防ぐことが推奨されます。少しの手間が機械寿命に大きく影響するため、整備計画の中に保守点検工程を組み込むと安心です。