スキッドステアローダーのECU 圧力センサ部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

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油圧トラブルを未然に防ぐ!ECU圧力センサの役割と整備のすべて
スキッドステアの安定運転を支えるECU圧力センサの構造・働き・点検ポイントを詳しく解説。トラブルを防ぐ第一歩としてご活用ください。
- ✔ 圧力センサの構造と作動原理を詳しく解説
- ✔ 故障時の症状と診断フローがわかる
- ✔ 適合部品の選び方と整備の注意点を紹介
ECU圧力センサとは?基本構造と仕組み

スキッドステアローダーのECU(電子制御ユニット)は、油圧システムの状態をリアルタイムで監視・制御するために、複数のセンサからの情報を受け取っています。その中でも「圧力センサ」は特に重要な役割を果たしており、油圧ラインの圧力を感知してデジタル信号に変換し、ECUに送信します。
このセンサがあることで、ECUは適正な油圧で各作動装置を動かし、過圧や圧力不足による機械の損傷や誤作動を防止しています。
スキッドステアの油圧系統とセンサの連携動作

スキッドステアの油圧回路では、エンジンからの動力によって油圧ポンプが作動し、作動油をアクチュエーターやモーターに供給します。その油圧をリアルタイムでモニタリングしているのがECU圧力センサです。
センサが出力する信号を基に、ECUは必要に応じてバルブを開閉したり、異常圧力が検出された場合には警告灯を点灯させたり、エンジンを停止させたりと、安全機構を作動させます。
このように、圧力センサとECUは油圧系の“頭脳と感覚”のような存在です。
圧力センサが果たす安全制御の役割とは
圧力センサが正常に機能することで、以下のような安全制御が可能になります:
・過圧によるホース破裂や油漏れの防止
・圧力低下による作動油供給不良の早期発見
・一定圧以下での油圧作動の抑止による機械保護
・異常検知時のフェイルセーフ動作(エンジン制御、警告表示など)
もしセンサが不良だった場合、油圧が正常であってもECUが誤認識し、不必要な警告や作動停止につながる可能性もあります。
トラブル時に確認すべき症状と対応策
圧力センサの異常時には次のような症状が現れることがあります:
・油圧計に異常値が表示される
・ECUのエラーコードが表示される
・作動油が正常でもアタッチメントが動かない
このような場合は、まずセンサのカプラ接続部に緩みや腐食がないか確認し、断線・ショート・信号線の破損などを電気テスターで調べましょう。それでも改善しない場合は、センサそのものの劣化や故障の可能性が高いため、速やかな交換をおすすめします。
圧力センサ交換時のチェックポイント
圧力センサを交換する際には以下のポイントを必ず確認してください:
・取り付けネジサイズ(G1/4、M14など)
・検出圧力範囲(例:0~250bar)
・出力形式(アナログ:0-5V、電流:4-20mAなど)
・ECUとの適合(コネクタ形状、配線ピン配置)
・シール材やOリングの有無と交換タイミング
適合しない部品を無理に取り付けると、信号誤認識や油漏れ、トラブル再発の原因となるため、必ず仕様書・サービスマニュアルを確認しましょう。
適合部品選定と整備記録の重要性
センサ選定においては、「型番・圧力レンジ・電気仕様・取り付け規格」の4点を照合し、同等品または正規互換品を使用することが基本です。また、過去の交換履歴を記録しておくことで、次回の部品選定が格段にスムーズになります。
整備日・使用時間・交換理由・使用した型番などを記載し、マシンごとの整備履歴として蓄積していきましょう。これにより、トラブル傾向の把握や予防整備の精度向上が期待できます。

建機機械の部品販売

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