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振動を生み出す心臓部!エキサイタギアの構造と働きを詳しく解説
振動ローラーやコンパクタの振動源「エキサイタギア」について、構造・機能・トラブル事例・交換時期の判断まで、整備士にも役立つ知識を一挙解説。
- ✔ 振動機構の原理が図解で理解できる
- ✔ 故障の予兆と対策が学べる
- ✔ ギア選定・交換のポイントも解説
エキサイタギアの基本構造と役割

エキサイタギアとは、振動ローラーやコンパクタにおいて、偏心質量を回転させることで振動を生み出す駆動部品です。
ギアの歯形は高精度に加工されており、エンジンや油圧モーターからの動力を効率よく偏心シャフトへ伝達する役割を担います。長時間・高負荷の運用が前提となるため、耐久性と精度が非常に重要なポイントとなります。
振動ローラーにおける駆動系の仕組み
振動ローラーでは、エキサイタギアがモーターまたはエンジンの回転力を受け、偏心軸を介してドラムに振動を与える構造になっています。
この駆動系には、ギア・ベアリング・軸受・潤滑システムなどが含まれ、これらが一体となって正確で持続的な振動を実現します。ギアの歯飛びや摩耗が生じると、振動効率の低下や異常音の発生に直結するため、日常点検が欠かせません。
ギア摩耗や損傷の原因とは
エキサイタギアの主な損傷要因には以下が挙げられます:
・潤滑不良による焼付き
・過負荷運転による歯面剥離(ピッティング)
・ギア同士の芯ズレによる異常摩耗
・長期間の振動による疲労破壊
これらの不具合は、定期的なグリース点検や歯面の目視確認、異音・振動の監視により早期発見が可能です。
トラブルサインと予防整備のコツ
エキサイタギアに不調が現れる前兆として、以下のような症状があります:
・起動時や運転中の異音(キーン、ゴリゴリ音)
・振動の不均一化または減少
・ハウジング部の過熱
・点検口からのグリース漏れ
これらを見逃さないためには、500時間ごとの点検と、使用環境に応じた潤滑サイクルの調整が重要です。
ギア選定時の材質・形状別の違い
エキサイタギアを選ぶ際は以下の点に注目しましょう:
・使用材質(SCM、SK材、焼入れ処理の有無)
・モジュール・圧力角などの歯形設計
・防錆処理や高温環境への耐性
・ベアリングやシャフトとの嵌合精度
特に高周波焼入れを施した高硬度ギアは、摩耗に強く耐久性も高いため、重負荷下でも安定した振動性能を維持できます。
現場での交換手順と注意点
エキサイタギアの交換は以下の手順で行われます:
1. 作業前に振動機構を完全停止
2. 点検カバーを外し、ギアの取り外し準備
3. プーラーやヒーターを用いてギアを外す
4. 新品ギアの嵌合面を清掃し、正確に圧入
5. 締結トルクを確認し、潤滑剤を適量補充
正確な整備によって、ギアの寿命と振動品質の維持が可能となります。

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