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異音は故障のサイン?プラネタリギアのトラブルを早期発見する方法
走行時に聞き慣れない音がしたら、それはプラネタリギアの異常かもしれません。放置すれば重大な損傷につながる異音の正体と、整備士が実践する対処法を解説します。
- ✔ 異音の種類から原因を特定する方法
- ✔ ギア破損の進行を防ぐ日常点検のポイント
- ✔ 現場で使えるトラブル対応事例を紹介
異音が出たらまず確認する5つのチェック項目

ファイナルドライブの異音は、プラネタリギアの摩耗や破損によって生じることがあります。以下の5つのポイントをチェックすることで、原因の特定と早期対応が可能になります:
1. 走行中の「ゴロゴロ音」や「カンカン音」など異音の種類
2. 異音が発生する速度やタイミング(加速・減速時)
3. ギアボックスの外装温度や振動の有無
4. オイルの状態(色・金属粉混入)
5. ギア点検時の歯面状態やバックラッシュ量
これらを日常点検項目として記録・共有することで、突発故障の防止につながります。
プラネタリギアの代表的な破損パターン
プラネタリギアのトラブルは、以下のような形で現れることが多いです:
・歯面の段付き摩耗:潤滑不足や荷重偏りが原因
・ギアの欠け:過大荷重や異物噛み込みによるもの
・歯面の焼き付き:高温・高負荷下での潤滑不足
・保持ピンの抜けやギアの遊び過大
これらは見た目の異常だけでなく、作動時の異音や振動に直結します。点検時には細部まで観察し、破損の初期サインを見逃さないことが重要です。
オイル管理で寿命を延ばす整備テクニック
プラネタリギアの寿命を延ばす上で、潤滑オイルの管理は極めて重要です。以下のテクニックが推奨されます:
・定期的なオイル交換(メーカー指定時間ごと)
・使用オイルの粘度と温度特性の適合性確認
・異物混入を防ぐためのベントキャップやフィルターの整備
・使用後のオイル分析による摩耗状態の可視化
とくにオイルに金属粉が混入している場合は、ギア摩耗の進行を示す重要なサインです。見逃さず、必要に応じてギア点検を行いましょう。
異音から故障箇所を特定する方法
異音を「ただの音」として放置すると、ファイナルドライブ全体の交換が必要になる場合もあります。以下のような異音別に、どの部品が問題かを推測できます:
・「ギャーギャー音」→ギアの欠けや摩耗
・「カチカチ音」→ピンの緩みや遊び過大
・「ゴロゴロ音」→ベアリングの損傷
・「コトコト音」→バックラッシュ不良
異音は運転中にしか確認できない場合が多いため、現場作業者による記録と、整備士との連携がトラブル予防の鍵となります。
部品交換時の失敗事例と対策
交換時の失敗は、新品部品の寿命にも影響を与えます。以下の事例を参考に対策を徹底しましょう:
・組付け時のバックラッシュ調整不足→異音や早期摩耗に直結
・歯面への打痕や傷→オイル流動性低下と発熱原因
・グリスの種類誤用→高温時の分離や飛散が生じやすい
対策としては、トルク管理と寸法チェック、正規マニュアルの活用、組付後の試運転での確認が推奨されます。
整備履歴から見る交換タイミングの見極め
交換時期の判断は「異音が出てから」では遅いことが多いため、整備履歴と使用時間に基づいた予防整備が効果的です。以下の項目を整備記録として残すことで、交換の最適時期が見えてきます:
・最終交換日と使用時間
・前回点検時のギア状態と摩耗記録
・オイル交換頻度とオイル分析結果
・異音発生履歴と修理対応履歴
これらを一覧表で管理することで、異音の発生リスクを事前に回避できます。

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