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「ブームの角度ズレ」は重大リスク!正確な角度表示が作業事故を防ぐ
ラフター・オールテレーンクレーン現場責任者様へ|角度センサの誤表示はLMI誤作動や安全境界超過などの危険への第一歩。校正・交換・点検ルーチンで防げます!
- ✔ 作業角度のズレがどんな事故を招くか理解できる
- ✔ 異常サインを見抜く点検方法がわかる
- ✔ 校正と交換の流れ、精度維持のコツを詳しく紹介
1. なぜ角度センサの誤差が作業事故に直結するのか?

ブーム角度センサはLMI(モーメントリミッタ)と連携して吊り上げ許容荷重を制御し、安全な作業範囲を維持します。表示が数度ずれるだけでLMIの判断が狂い、許容範囲を超えて吊り上げたと誤認識→過積載やブーム限界超過の危険につながります。また、誤表示による「あと〇度」などの誤認から高所作業時に重大事故が発生する事例も報告されています。
2. センサ異常の見抜き方と点検の基本
点検時には以下のチェックを実施してください:
- 🔧 **静止状態で角度ゼロ表示**:ブーム下げ位置で誤差±1度以内か確認
- 📐 **ブームを特定角度に止めてチェック**(例20度・45度)し表示精度を測定
- ⚠ **動作中の表示の跳びや乱れ**が無いかモニターする
- 🔌 **配線コネクタの接触確認**:振動でゆるみが発生しやすい箇所を重点チェック
特に振動の多い現場では配線劣化による誤差が発生しやすいため、稀に毎日の点検に取り入れると安心です。
3. 交換後に必要なLMIとの同期調整とテスト方法
交換後は以下のプロセスで精度を確保します:
- ⛔ **センサ交換前に油圧オフ・ブーム固定**
- 🧹 **古いセンサ周辺の清掃と取り付け面の確認**
- 🔧 **新センサをトルク管理しながら取付、配線カプラも接続**
- 📐 **ゼロ点リセット→既知角度(20°/45°)での校正作業**
- 🔁 **LMI本体とブーム角反応の動作試験**:許容範囲内・警告出ないか連動確認
この手順により、吊り許容範囲表示と実際の角度が一致し、安全運用が復活します。
4. 高精度を維持するために必要な交換周期と校正管理
精度維持の目安ルール:
- 📅 **半年または200時間**ごとの「静止ゼロ・校正確認」
- 🔁 **1000動作ごとの角度ピーク確認校正**
- 📄 **校正記録を専用台帳に記録&保存**
- 📊 **異常データ(ズレ5度以上)が連続する場合は即交換判断**
このルーチンを守ることで、角度誤差に起因する誤動作や安全リスクを未然に防げます。
5. 適合センサ選びで失敗しないための注意点
部品選びの重要ポイント:
- 互換型番:純正指定または互換仕様を確認
- 精度クラス:±0.5 度以内が望ましい
- 防振・防水性能:IP65以上または振動耐性仕様
- 校正証明付き:校正データ・製造出荷証明書を確認
- 新品/整備済の選択:整備済でも校正済なら性能は十分、ただし価格と納期も考慮
適合するセンサを選定することで、性能と安全性の基準を満たした部品導入が可能です。
まとめ|“点検→交換→校正→記録”を回して角度信頼性を守ろう
症状 | 対応 |
---|---|
角度ズレ・表示跳び | 即チェック+点検+校正 |
部品選定 | 純正/互換+防振・校正証明確認 |
交換作業 | 清掃+トルク+配線+校正 |
点検ルーチン | 半年/200h+1,000動作+台帳管理 |
ブーム角度センサはLMI連動の要です。誤差を見逃せば重大事故につながる可能性があります。この記事の点検・交換・校正ルールを現場に取り入れ、安全で正確なクレーン作業を支えてください。

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