ラフテレーンクレーン/オールテレーンクレーンのLMI(モーメントリミッタ)ロードセル部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

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「過積載警告が頻発?それ、ロードセルの劣化かもしれません」
ラフター・オールテレーンクレーン現場責任者様へ|LMI(モーメントリミッタ)が誤作動する前に、ロードセル部品の故障と摩耗チェック・交換ルートを完全ガイド
- ✔ LMIとロードセルの構造・役割を明確に理解
- ✔ 誤作動原因と初期兆候を見逃さない方法が学べる
- ✔ 部品選定・交換後の校正まで、実践的にフォロー
1. LMI(モーメントリミッタ)とロードセルの基本構造

LMI(モーメントリミッタ)は、吊り上げモーメントを常時監視し、過積載を警告・制御する安全装置です。その心臓となるのが「ロードセル」で、構造は主に感圧素子(ひずみゲージ)、支持構造、接続部品で構成されます。吊荷からの荷重を正確に検出し、LMI制御ユニットへ信号を送る重要な部品です。
2. 誤作動を引き起こすロードセルの代表的な故障パターン
ロードセルの誤作動には以下のような典型的な原因があります:
- 💧 **ひずみゲージ断線・接触不良**:荷重信号の途切れやノイズ発生
- ⚙️ **腐食や摩耗**:支持構造の変形による誤差
- 🌡 **熱変形や温度ドリフト**:高負荷・環境変化により精度がずれる
- 🔌 **配線・カプラ故障**:信号遮断によるLMI停止・誤報告など
これらを放置すると「過積載警告が頻発」「荷重表示が振れる」「LMI停止」など、現場トラブルにつながりやすいため、早期発見が重要です。
3. ロードセル不良による現場での影響とは?
誤作動がもたらす影響:
- ⚠ **過積載警告が偽に発生** → 作業停止・時間ロス
- ❌ **表示荷重が実荷重と異なる** → 安全率が不明確になり作業リスク増加
- 🔇 **LMIが停止** → クレーン稼働停止、現場全体への影響
これらの不具合は、安全管理や作業効率、法的順守にも影響があるため、迅速な点検+交換が現場責任者にとって必須です。
4. 新品・整備済ロードセルの選定基準と使い分け
部品選定時は以下のポイントを確認しましょう:
- 適合規格・型番:メーカー指定と一致する正規品を選ぶ
- 精度クラス:±1 %以下の測定誤差を保証できるもの
- 試験済み証明:整備品には試験データと再校正履歴があること
- 耐環境性:防塵・防水(IP等級)・耐熱性の仕様確認
- 保証内容:新品は保証あり、整備品も再校正保証つきが望ましい
新品は安心感、整備品はコストパフォーマンスと短納期を実現できますが、試験・校正データの有無が判断の分かれ道です。
5. 交換作業時の注意点と初期設定のコツ
交換作業の重要ポイント:
- ⛔ **荷重を除去・アウトリガ固定**:安全確保の基本
- 🔧 **旧セル取り外し後内部清掃**:信頼性を下げる異物を除去
- 🛠 **新旧部品を比較し寸法・支持面確認**
- 🔩 **締付トルクを指定値で均一に締める**
- 🔌 **配線接続を防水・防塵対策済みにする**
- 📐 **LMIユニットで初期荷重ゼロ点校正**を実施
これにより誤差のない精度設定と、作業再現性が確保されます。
6. 誤作動を防ぐための日常点検と管理ポイント
信頼性を保つには、以下のルールを現場で徹底しましょう:
- 📋 **毎日作業前チェック**:荷重ゼロ・警告ランプ・異音の有無
- ⏱ **50時間ごと**:表示安定性・警告頻度を記録
- 🔧 **100時間ごと**:セル清掃・再校正実施
- 📄 **記録・報告書化**:異常と対応履歴をドキュメント記録
- 🧑🤝🧑 **シフト共有**:引継ぎ時にLMIの調子を確認し合う習慣を促す
これでロードセル精度を保ち、「過剰警告」や「稼働停止」などの誤作動を防げます。
まとめ|“理解・交換・校正・点検”の4ステップでLMI信頼性を維持
問題 | 対策 |
---|---|
誤作動(過警告・停止) | 即チェック+ロードセル交換 |
部品選定 | 新品=安心/整備済=短納期+履歴重視 |
交換施工 | 清掃+トルク管理+配線+校正必要 |
日常管理 | 毎日+50h+100h+共有ログで信頼度維持 |
LMIの正確性は、安全なクレーン運用の根幹です。ロードセルはその要。劣化や誤差兆候を見逃さず、「理解・適切交換・再校正・運用ルール」を現場体制に取り入れて、安全で効率的な作業環境を守ってください。

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