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現場で迷う純正か互換か?ロードセンシングステアポンプ選定のリアルな比較ポイント
ポンプ交換時、純正にすべきか、コストを抑えて互換を選ぶか?整備士の体験談と事例を交え、選び方の判断基準をわかりやすく解説します。
- ✔ 純正と互換の採用率・整備士評価を比較
- ✔ 性能差・初期不良率の実データも紹介
- ✔ 安全性・耐久性を見極める選定ポイント
現場での採用率比較|純正派 vs 互換派

モーターグレーダーの整備現場では、ステアポンプの交換時に「純正品を選ぶか、互換品を使うか」がたびたび議論になります。
実際に整備会社でのアンケート結果によると、採用率は純正が約60%、互換が約40%と拮抗しており、作業環境・納期・コスト・在庫状況によって選定が変わっているのが現状です。
特に短納期での修理が求められる現場では、互換品の柔軟な入手性が評価されることもあります。
ポンプ構造と圧力特性の違い
純正品はメーカー設計に基づき、ポンプ内部のベーン構造やリリーフバルブ圧力設定が車種別に最適化されています。
一方、互換品は複数モデルに共通する汎用設計であることが多く、圧力特性やオイル流量にわずかな差異が生じることがあります。
結果として、操舵反応が鈍くなったり、低温時のレスポンスに影響が出るケースもあります。
特に厳寒地や過積載環境下では、性能差が顕著に現れることがあります。
オイル管理・温度変化に対する対応力を比較
ロードセンシングポンプは油温の影響を受けやすく、内部摩耗やシール劣化の主因となることが多いです。
純正品は素材選定とシール構造が優れており、オイル粘度変化にも強い構造設計になっています。
一方、互換品では潤滑管理が不十分だとシール劣化が早まる傾向にあり、オイル漏れや操舵トラブルが発生するリスクも上がります。
オイル管理が徹底できる現場では互換でも安定運用が可能ですが、日常点検が疎かになる場合は純正のほうが安全性が高いと言えます。
実際の使用レビュー:整備士の体験談から学ぶ
現場整備士の声では、「互換品でも性能は申し分ないが、取り付け後の初期不良率は純正のほうが低い」といった意見が多く見られます。
互換品を使用して発生した事例としては、次のようなケースがあります:
・ポンプ圧力が基準より低く操舵レスポンスに不満
・取り付けフランジの寸法誤差により追加加工が必要
・1年以内に再交換となったケースも
このように、信頼性を重視するなら純正が安心ですが、整備リスクを承知であれば互換品もコストメリットがあります。
初期不良・交換後のトラブル発生率とは
部品メーカーの保証データによると、純正ポンプの初期不良率は1%未満に対し、互換ポンプは3〜5%前後と報告されています。
もちろん、互換品すべてが劣っているわけではありませんが、流通経路や製造管理体制の違いから、不良率に差が出るのは避けられません。
作業現場では「ポンプ不良か?それとも取付不良か?」の判断が難しくなるため、再作業のコストも考慮して判断する必要があります。
コストだけではない「安全性」の判断基準
結論として、ロードセンシングポンプ選定は「単純な価格比較」ではなく、以下の観点を考慮すべきです:
・操舵レスポンスの精度をどこまで求めるか
・オイル管理が確実に行える現場か
・長期稼働・過酷環境での運用有無
・トラブル時の再作業リスクと保証体制
以上を踏まえた上で、自社に合ったポンプ選定を行うことで、コストと安全性のバランスを取ることが可能となります。

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