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「動かない…」は接点の異常かも!メインコンタクタ点検でトラブル回避を
整備担当者・現場管理者の皆様へ|突然の始動不能や走行トラブル。その原因、実は“メインコンタクタ”の接点不良かもしれません。焦げ・溶けの予兆と対策、すぐにチェックできる方法を解説します。
- ✔ 接点異常の症状と予兆がわかる
- ✔ 故障診断と交換方法がイメージできる
- ✔ 互換部品選定とチェック項目も網羅
1. 「動かない…」はメインコンタクタが壊れる予兆かも?

フォークリフトが「キーを回しても走らない」「モーター音はするが動き出さない」といった症状は、まずメインコンタクタの故障を疑うべきです。コンタクタは大電流を制御する主接点で、接点劣化や溶着などによって通電が遮断されると、始動不能や走行停止が発生します。
2. 接点が焦げる・溶ける原因とその防止策
接点の焦げや溶損は以下のような原因で発生します:
- ⚡ **高負荷・過電流**:パワー負荷が高いと通電時にスパークが増え、接点が焼損
- 🧽 **汚れ・ホコリの蓄積**:異物が接点間に入り、電気抵抗を高め発熱・焼け付きの原因に
- 🛠 **固定の締め付け不足**:緩んだ状態では通電不良が起こり、過熱を招く
- ⚠️ **冷却不足**:湿度・温度条件が悪いと自然放熱が弱まり、焼損リスクが上昇
🔧 対策として、定期清掃や固定ボルトの増し締め、接点射霧コーティングなどが有効です。
3. メインコンタクタ異常で起きる走行系トラブル
メインコンタクタ不良により、以下のようなトラブルが発生します:
- ❌ **始動不可**:キーONでもモーター停止、電源供給が途絶える
- 🛑 **走行中断**:走行中に突然停止、再始動ができなくなる
- 🔄 **接触不安定**:断続的に動き、ぎくしゃくした動作になる
これらは特にピッキング・荷積み作業中に発生すると労働安全にも深刻な影響が出るため、一刻も早い対処が必要です。
4. 故障診断の流れと点検に必要な工具・手順
以下の手順で点検を実施してください:
- 🧰 **用意する工具**:マルチメーター、絶縁ドライバー、接点クリーナー
- ① 電源OFF・キー抜く → 安全を確保
- ② メインコンタクタを露出 → 見た目の焦げ付きや緩みを目視点検
- ③ マルチメーターでコイルと接点の抵抗測定 → 正常値と比較
- ④ 接点クリーナーで汚れを除去。磨耗や荒れがあれば研磨する
- ⑤ 組み付け後、通電試験 → 作動音・動作の確認
5. コンタクタ交換の選び方と互換品のチェックポイント
部品選定時は下記に注意しましょう:
- ✅ **許容電流値の確認**:車両仕様に合わせた定格を選定
- ✅ **接点材質の耐久性**:銀合金・銅・厚膜材質など寿命を左右
- ✅ **コイル電圧適合**:24V/36V/48Vなど現車仕様に合致
- ✅ **互換品確認**:OEM相当・JIS規格対応品は交換時に安心
まとめ|“兆候発見→点検→修理or交換→定期メンテ”で始動トラブル回避
症状 | 対応策 |
---|---|
キーONでも動かない | コンタクタ接点+コイル抵抗チェック |
焦げ臭い・火花あり | 即点検+清掃・固定・通電試験 |
接点損傷 | 交換時に定格電流・材質・電圧を確認 |
定期管理 | 月1点検+年間清掃+ログ記録 |
メインコンタクタは、フォークリフト始動・走行の生命線。接点不良は始動不能や事故につながる深刻なトラブルです。異臭・火花・故障兆候を見逃さず、点検と適切な交換・メンテナンスルーチンを徹底しましょう。

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