フォークリフトの燃料インジェクタ部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。

購入後も出張修理ができるから工事が止まる期間が短くて済みます

1. 黒煙が増えたらまず疑え！燃料噴射の異常兆候

フォークリフトに黒煙が出る・排気が白っぽいといった症状は、燃料インジェクタの噴射不良による燃焼不完全のサインです。噴霧パターンの乱れや詰まりが原因で燃料が高温燃焼できず、カーボンの未燃焼排出が増えます。

2. エンジン振動やパワーダウンとの関係とは？

詰まりにより噴霧量が不足すると、燃焼に偏りが生じ混合気の質が落ち、エンジン振動やパワーの低下が発生します。特に起動時に感じる不規則な振動や高負荷作業への立ち上がりの遅延が多い場合、インジェクタの状態を疑いましょう。

3. インジェクタ整備にかかる作業内容と注意点

整備手順は以下の通り進めます：

• 🧼 **外す前にエンジン停止・冷却を確認**
• 🔧 **燃料配管の脱着はクリーン環境で**：チューブの汚れ混入に注意
• 🧼 **洗浄**：超音波洗浄＋専用溶剤を使用し、ノズル・フィルターを丁寧に清掃
• 🔄 **動作確認**：エア圧や試験ユニットで噴霧パターンの均一性と霧状状態をチェック
• 🔄 **再装着時には規定トルクで本締め、漏れチェックを実施**

4. 新品と再生品の違い・選び方・整備後の性能比較

選定のポイント：

• 新品インジェクタ：高性能、耐久性長い、一方コストや納期は新品部品の価格帯
• 再生インジェクタ：洗浄・試験済でコストを抑えつつ、性能と信頼性を確保
• 製造・試験データ付属：再生品は噴霧試験結果・圧力曲線データがあるものを選ぶと安心
• 保証:動作保証付きであれば再生品でも性能の安定性が高まります

5. 異常を防ぐための点検サイクルと交換目安

点検＆交換目安：

• ✅ **毎日**：黒煙・振動・アイドリング状態を目視・耳で確認
• ⏱ **500時間ごと**：燃料フィルター交換＋試験装置で噴霧パターン点検
• 📅 **1,000時間ごと**：インジェクタ洗浄または再生品交換
• 📝 **記録保存**：交換日時・作業者・テストデータを台帳に明記

まとめ｜“兆候察知→適切整備→予防点検”で黒煙・不調知らずの運用を

症状	対策
黒煙・パワーダウン	即チェック＋噴霧パターン確認
整備実施	洗浄or交換＋試験データ確認
部品選定	新品or再生＋保証・データ付属
点検ルーチン	毎日＋500h＋1,000h＋台帳記録

燃料インジェクタは、フォークリフトの燃費とパワーの要。詰まりや劣化の兆候を見逃さず、「洗浄・再生・交換＋点検ルーチン」をしっかり実施して現場の効率性と信頼性を維持してください。