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ブレーキに違和感がある方へ!ピストンシール交換で制動力と安全性を取り戻そう
中小建設業者の現場責任者様へ|ピストンシールの劣化を見逃さず、油漏れ・制動不良を未然に防ぐメンテ指南
- ✔ ペダルの違和感はピストンシールの劣化信号かも
- ✔ 適切な部品選定で性能復活と長期コスト削減
- ✔ 交換時の失敗を避ける手順と日常メンテ術
1. ブレーキペダルの違和感はシールの劣化サインかも?

ホイールローダーの運転中に「ペダルがふわっと沈む」「戻りが遅い」「踏みしろが増えた」という違和感を覚えたら、それはブレーキピストンシールの劣化や漏れの可能性があります。ピストンシールは油圧制動系の根幹部品で、劣化によりオイル漏れや圧力低下が進行すると、制動距離の延長や運転時の不安感が露呈します。原因を放置すると重大事故のリスクも高まりますので、早めのチェックが大切です。
2. ブレーキピストンの構造と部品交換タイミング
ブレーキピストンはキャリパー内でブレーキパッドを押し出してディスクに制動力を伝える部品で、その周囲をシールが囲むことで油圧を保持しています。具体的な交換タイミングの目安は:
- 稼働時間が800時間以上経過している
- 漏れや油滲みが見られる
- ペダルや車体挙動に違和感がある
これらが該当すれば、ピストンシールの点検・交換を推奨します。
3. ピストンシール部品の選定基準|耐久性と適合性
部品選定では以下の基準で選ぶと効果的です:
- 材質: 耐油性・耐圧性に優れたNBR・FKMなどを選ぶ
- 寸法適合: 純正規格または同等精度保証の部品
- 耐熱性・耐久性: 長時間作業でも劣化しにくい仕様
- 整備履歴: 中古選定時に清掃やプライミング済のもの
- 付属品: オイルシール・リップシール・バンプラバーなどがセット
新品は信頼性が高く安心ですが、整備済み中古はコスト面でメリットも大きい選択肢です。
4. シール交換時に起こりやすいトラブルと対策
交換作業時に注意すべきポイントは以下の通りです:
- 汚れたシール面に新しいシールを取り付けると密着不良の原因となるため、ピストンやキャリパー内は必ず清掃
- 潤滑剤塗布せずにシール装着すると傷が付きやすいため、必ず対応グリスで滑りよく装着
- 締め付けトルクが不足するとオイル漏れ、多すぎると部品を痛めるため、取扱説明書に準じたトルク設定
- 取り付け後に空気混入があるとピストンスムーズに動かないため、ブリーディング操作でエア抜きを実施
これらを忘れると漏れや性能低下を招く可能性がありますので、施工手順の徹底が重要です。
5. 実際の導入現場での成功事例と改善内容
事例:K社ではペダルの反応が鈍かった現場で、ピストンシールを新品で交換。ペダルストロークが約30%短縮し、制動距離も改善。さらに油圧の警告灯が消えて安定性が向上しました。
また、L社では整備済みの中古シールキットを導入し、同等性能を維持しながら費用を新品比で約50%削減。交換後1年経過しても異常なしと報告されています。
6. 長持ちさせるための運用チェックリスト
再発防止と寿命延長のポイント:
- 導入後50時間走行で初期漏れ・エア混入をチェック
- 100時間ごとの漏れ・圧力状態・ペダル感覚を点検
- オイル・パッドの摩耗状態も同時に確認
- 異音・反応遅れがあれば即記録し交換検討
この精密な運用管理により、ピストンシール寿命が約1.5倍に延び、突発トラブルも回避できます。
まとめ|ペダルの違和感は“交換&点検ルール”で未然に防ぐ
状況 | 対策 |
---|---|
違和感・オイル漏れ発生 | 即点検+シール交換 |
部品選定 | 新品=高信頼/中古=コスパ+整備記録 |
交換施工 | 清掃+潤滑+適正トルク+エア抜き |
定期メンテ | 50h/100h点検+記録管理 |
ホイールローダーのブレーキ性能はピストンシールの状態に大きく左右されます。「踏みしろが変」などの兆候を見逃さず、適切な部品選定・交換作業・定期点検を現場ルール化することで、安全性と作業効率の両立が可能になります。

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