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「効きが悪い・音がする…」ブレーキ異常はシューライニング摩耗のサインかも!
整備現場の皆様へ|制動力が落ちる、異音がする、ブレーキが引きずる…それはシューライニングの摩耗が原因かもしれません。安全走行を守るために、今すぐ確認すべきポイントを徹底解説します。
- ✔ 異音や引きずりの原因がわかる
- ✔ 現場でできる簡単な点検法を紹介
- ✔ 整備タイミングの判断材料も網羅
1. シューライニングの寿命と摩耗サインを知ろう

シューライニングは、ブレーキドラムに押し当てて摩擦によってフォークリフトを停止させる重要部品で、摩耗して厚みが減ると制動力が低下します。摩耗限界はメーカーにより異なりますが、一般的には厚みが新品の半分以下になった場合が交換の目安です。点検時にはパッド表面のひび割れや表面の剥離なども確認しましょう。
2. トラブル事例から学ぶ摩耗による事故のリスク
ある現場では、シューライニングが極端に摩耗したまま使用され、ブレーキが効かず荷積み作業中に停止距離が伸びて荷崩れ寸前の危機が発生。また別のケースでは、ライニング欠片がドラム内に入り込み音の異変と走行の揺れが生じるトラブルも起こりました。どちらも初期点検をしていれば防げた事故です。
3. 異音・引きずり・スリップ…発生しやすい症状とは
摩耗すると以下のような症状が現れやすくなります:
- 🛑 **キーッという異音**:摩耗により金属同士が接触して発生
- 🔩 **引きずり症状**:解除してもライニングが戻らず常に摩擦がかかる状態
- ⚠️ **スリップや制動遅れ**:荷重が多い場面で効きが悪くなりスリップを誘発
これらはすべて摩耗進行中の症状であり、安全性に重大な影響を及ぼすため見逃せません。
4. 現場でできる簡単チェックと交換のタイミング
点検手順は次のとおりです:
- 👀 **ドラムを外さず確認**:運転後でも触って熱ければドラミング状態
- 📏 **厚み測定**:ライニング厚みを新品と比較して半分以下なら交換検討
- 🔍 **目視でひび割れ・欠片確認**:異物がドラム内にある場合も交換推奨
- 🗓 **走行距離の目安**:2,000〜3,000時間ごと、もしくは外観で摩耗が見られたとき
5. ブレーキ性能を維持するための整備の基本ルール
整備時のポイント:
- ✅ **交換の前にドラムとライニングの当たり面を平滑に研磨**
- ✅ **取付ボルトやスプリング類は再利用せず新品に交換**
- ✅ **組付後はブレーキの遊び・踏み代を必ず調整**
- ✅ **交換後は必ず試走を行い、効き・音・揺れを確認**
まとめ|“摩耗察知→点検→交換→整備ルーチン”で制動トラブルに備える
症状 | 対応策 |
---|---|
異音・走行の揺れ | すぐに点検+厚み測定 |
摩耗限界 | ライニング交換+ドラム研磨 |
部品交換時 | 新品ボルト・スプリングで組付 |
整備後 | 試走確認+遊び調整+記録保管 |
シューライニングはフォークリフトの制動性能を左右する重要部品です。摩耗が進行してからの整備では安全性を確保できず、事故につながるリスクが高まります。日常点検と適切な交換ルーチンを確立し、安全な現場運用を実現しましょう。

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