ダンプトラック(オフハイウェイ)の油気圧サスペンション ストラットシール部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

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サスペンション性能を取り戻す!加工で蘇るストラットシールの再生術
ストラットシールの劣化による油圧低下や車高不良は、交換だけが解決策ではありません。加工による再生で、高価なサスペンション部品の寿命を延ばし、走行安定性を回復する方法をご紹介します。
- ✔ 劣化要因を構造から解説
- ✔ 加工による再生の具体的手順
- ✔ 再加工部品の選定ポイントも網羅
油気圧サスペンションの基本構造と働き

オフハイウェイダンプに採用される油気圧サスペンションは、車体の振動を吸収し、荷重に応じた車高調整を行う重要な構成要素です。
その中でストラットシールは、油気圧の密閉性を保つ役割を果たし、内部圧力の保持とオイル漏れの防止を担います。
特に過酷な作業環境では、このシールの耐久性がサスペンション全体の性能維持に直結します。
なぜストラットシールが劣化するのか
ストラットシールの劣化要因としては以下が挙げられます:
・高温・高圧環境による素材の硬化や亀裂
・異物混入による擦れや損傷
・潤滑不足による摩耗
・頻繁な伸縮動作による疲労破壊
これらはシール性の低下を招き、最終的にはオイル漏れやガス抜けといったサスペンション機能の喪失に至ります。
加工によって得られる3つのメリット
1. コスト削減:部品丸ごとの交換に比べて大幅なコストカットが可能
2. 性能回復:密閉性や摺動性能の回復により、車高維持力や振動吸収力が復活
3. 短納期対応:加工再生なら在庫部品の再利用が可能なため、ダウンタイムの短縮に寄与
加工は新品交換と同等の効果を得られる場合が多く、環境負荷の面からも注目されています。
加工と交換の判断基準とは?
加工再生が有効かどうかは、次の点で判断されます:
・シール部の座面やシャフトに大きな変形・欠損がない
・ベース金属に腐食が見られない
・使用頻度が比較的少ない個体
逆に、極端な摩耗やパーツ欠損がある場合は、交換を優先すべきです。判断には、分解点検と測定記録が不可欠です。
実際の加工工程と使用部品の選定法
ストラットシール加工は次の工程で進みます:
1. シール取り外しとシート部洗浄
2. 座面修正や再研磨処理
3. 新品シール材の圧入・調整
4. Oリング・バックアップリング類の組付け
5. 圧力試験および漏れチェック
使用部品は、耐熱・耐油・耐圧性に優れたフッ素系やウレタン系が主流です。車両仕様に応じた材質選定が求められます。
パフォーマンス向上後の効果測定と検証方法
加工後の効果を検証するには、以下の観点で確認を行います:
・油圧保持力の改善(エア抜け減少)
・作動音の減少と滑らかさの向上
・振動吸収性の復元
・車高維持能力の安定化
これらは実際の走行試験やメンテ履歴との比較により、定量的に評価されます。加工後は、1~2週間の観察期間を設けるのが望ましいです。

建機機械の部品販売

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