油圧ショベル(バックホウ)のトラックチェーン(ピン・ブッシュ)部品を販売。カタログが無い場合には有料にて販売もしています。全メーカーの部品を全国にお届け。

部品販売のお問い合わせ
一般の方、同業者の方などどんな方でも部品のご相談をお受けします。


1. トラックチェーンとピン・ブッシュの構造と摩耗症状

油圧ショベルの走行を支えるトラックチェーンは、ピンとブッシュのリンク構造によって形成されています。ブッシュはスプロケットと接触して動力を伝え、ピンはリンク間の関節として機能します。摩耗が進行すると、チェーンの伸び、異音、スプロケットの食い込み、走行ずれ、そして最悪の場合チェーン脱落を引き起こします。これらの兆候は現場作業の停止につながる重大なリスクです。
2. 新品・中古ピン・ブッシュの違いと用途別の選定ポイント
ピン・ブッシュには新品と中古(整備済み)の選択肢があります。以下に比較を示します:
比較項目 | 新品 | 中古(整備済) |
---|---|---|
耐久性 | メーカー保証基準あり | 使用制限あり、短期間対応向き |
精度 | リンク間隔・軸径が標準値 | 測定検査済み品のみ使用 |
価格 | 高価格帯 | コスト抑制に効果的 |
用途 | 長期使用・重作業 | 緊急交換・一時対応 |
現場作業の内容や重機の稼働頻度に応じて、最適な製品を選定することが肝要です。
3. 整備士が見る「ピン・ブッシュ交換基準」の判断方法
以下のような状態が見られた場合、ピン・ブッシュ交換を検討するべきです:
- リンク間の遊びが2倍以上に拡大している
- チェーン長の伸び率が基準を超過(5%以上)
- スプロケット歯との接触部が楕円形に摩耗
- ブッシュの回転や浮きが発生
- 走行音が通常より大きくなった
実際の整備現場では、キャリパーやピッチゲージを使った測定により交換時期を明確化しています。当社の販売部品はこうしたチェック済みの品質基準を満たしたもののみ取り扱っています。
4. チェーン交換作業の流れと整備上の注意点
ピン・ブッシュ交換およびチェーン全体の取り替えは以下の手順で実施されます:
- アンダーキャリッジのジャッキアップ
- チェーンマスターリンクの取り外し
- チェーン全体の引き出しと清掃
- 新チェーンの設置・張力調整
- 試運転とスプロケットのかみ合わせ確認
交換時にはテンショナーのチェックや、スプロケット・アイドラの摩耗確認もあわせて実施し、トータルで走行系の状態を管理することが推奨されます。
5. 当社ピン・ブッシュ部品の提供内容と整備支援
当社では以下のような体制で新品・中古のピン・ブッシュを販売しています:
- 型式・リンクピッチ対応済みの部品を常時在庫
- 中古部品は測定・洗浄・再グリース処理済み
- 新品チェーンも各サイズ対応(1台分セット可)
- 現場直送・整備士向けマニュアル提供
ピン・ブッシュ単体、またはチェーン一式でのご注文も承っております。お問い合わせ時に型式と必要数量をご提示ください。
6. Q&A:トラックチェーン・ピン・ブッシュ整備に関するご質問
Q. ピンとブッシュはセット交換が必須ですか?
→ 基本的に摩耗が連動するためセットでの交換が推奨されます。
Q. 中古でも安全ですか?
→ 当社では摩耗チェック済み・グリース封入済の整備品のみ取り扱っています。
Q. チェーン交換の目安は?
→ 全長伸び率5%、リンクピッチのずれが見られた時点で早期交換が推奨されます。
走行系のトラブルを未然に防ぐには、適切な部品選定と整備が不可欠です。当社のパーツで現場の安定稼働をサポートいたします。

建機機械の部品販売

ユンボやフォークリフトの部品をお届け
全メーカーの部品を全国に販売できます。カタログが無い方には、有料でお送りすることも可能です。
建機レンタル会社様、建設会社様、物流会社様、建機修理会社様など、同業者の方でもお気軽にご連絡下さい。

