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モーターグレーダーの動力を支える中核部品!トランスミッションポンプの構造と働きを徹底解説
オイル循環の要となるトランスミッションポンプ。構造・役割・整備ポイントを詳しく解説し、駆動系の信頼性向上に貢献する内容をお届けします。
- ✔ 構造と作動原理を図解でわかりやすく解説
- ✔ 劣化・摩耗時に起こる具体的トラブル事例
- ✔ 整備の基本と選定時のポイントも完全網羅
トランスミッションポンプとは?構造と動作原理

トランスミッションポンプは、モーターグレーダーの変速機構(トランスミッション)内で作動油を循環させるための重要な部品です。
構造は一般的にギアポンプまたはベーンポンプ形式で、エンジン出力と連動して作動油を吸引・圧送する役割を果たします。
内部にはインペラ(羽根)やギアが組み込まれ、回転運動により油路へ圧送することで、クラッチ・ギア機構・アクチュエーターなどの動作をサポートしています。
モーターグレーダーにおける使用目的と搭載位置
このポンプは、トランスミッションケースの外部または内部に一体化されて搭載されており、作動油タンクとの配管接続を通じてオイルを供給・回収します。
油温が一定以上に上昇すると、ポンプ能力の低下やオイル粘度変化によって作動不良のリスクが高まるため、冷却ラインやフィルターとの連携も重要な役割を果たします。
特に勾配走行や荷重変化が激しい現場では、ポンプ能力の安定性が求められます。
オイル循環とトルク伝達に果たす役割
ポンプは、油圧回路全体のオイル循環を司る存在であり、適切な圧力を保って油をギア機構・クラッチパックへ送ります。
これによりスムーズな変速、駆動力の伝達が実現され、グレーダーの機動力を最大限に引き出すことが可能になります。
万が一、ポンプが不具合を起こすとクラッチ滑り・ギア抜け・作動遅延などの重大トラブルに発展します。
摩耗や劣化による症状とトラブル事例
トランスミッションポンプは長時間の使用により、次第にギア歯・シャフト部・シール部が摩耗し、圧送力が低下していきます。
現場でよくある症状としては:
・加速時の変速ショックが大きくなる
・坂道でギアが抜けやすくなる
・低温時に変速が遅れる
・トランスミッションからの異音・振動が発生する
といったトラブルがあります。これらの兆候が見られたら、ポンプの整備または交換が必要です。
選定時に注意すべき部品のスペックとは
交換時には必ず適合品であることを確認し、以下の要素をチェックします:
・圧送量(L/min)と最大圧力(MPa)の確認
・取付フランジ形状とシャフト接続形式
・適合油種と温度範囲
・逆止弁・フィルターとの互換性
特に油種の不一致はポンプ破損の原因にもなるため、整備マニュアル記載の仕様に従った選定が必要です。
日常点検と交換の目安・整備の基本手順
ポンプの点検では、オイルの漏れ・オイル温度・異音・圧送圧力の変化に注目します。
交換作業時は:
1. 油圧系統の減圧処理
2. ポンプと配管の取り外し
3. 新品ポンプの取り付け(Oリング等の交換含む)
4. エア抜き・オイル補充後、試運転
という流れで実施します。
ベテラン整備士によると、「異音や振動を見逃さない観察力が、ポンプトラブルを未然に防ぐ鍵」とされています。

建機機械の部品販売

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