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現場管理者が知っておきたいホイールローダー部品の基礎知識
部品トラブルの予防と調達の知識を体系的に習得
- ✔ 部品トラブルの予防方法を解説
- ✔ 適切な部品の選び方と調達方法を紹介
- ✔ 現場で役立つ実践的な知識を提供
1. ホイールローダーの主要部品とその役割

ホイールローダーは、建設現場や採石場などで使用される重機であり、その性能を維持するためには各部品の役割を理解することが重要です。主要な部品には以下のようなものがあります。
エンジン:ホイールローダーの動力源であり、燃料を燃焼して動力を生成します。エンジン部品にはエンジンヘッド、ピストン、クランクシャフトなどが含まれます。
トランスミッション:エンジンから発生した動力をホイールに伝える役割を果たします。トランスミッション部品にはギア、クラッチ、トルクコンバーターなどが含まれます。
ハイドロリックシステム:油圧を利用してバケットやブレードを操作するためのシステムで、ポンプ、シリンダー、バルブ、ホースなどが含まれます。
ローダーバケット:土砂や材料を掘ったり、運んだりするための部品で、さまざまな形状や容量があります。
タイヤおよびホイール:地面との接触を提供し、ホイールローダーの移動に使用されます。タイヤはさまざまなタイプとサイズがあります。
これらの部品が正常に機能することで、ホイールローダーは効率的な作業を行うことができます。定期的な点検とメンテナンスが、部品の寿命を延ばし、トラブルの予防につながります。
2. 部品トラブルの予防とメンテナンスの重要性
ホイールローダーの部品トラブルは、作業の中断や修理費用の増加など、現場に大きな影響を及ぼします。これを防ぐためには、日常的な点検とメンテナンスが不可欠です。
例えば、コマツのWA380では、作業開始前の点検が推奨されています。点検項目には、エンジンオイルの量や色、タイヤの摩耗状態、ブレーキの効き具合などが含まれます。これらの点検を怠ると、機械の性能が低下し、故障のリスクが高まります。
また、部品の摩耗や劣化を早期に発見することで、重大なトラブルを未然に防ぐことができます。例えば、油圧シリンダーのシールが劣化すると、油漏れが発生し、作業効率が低下します。定期的な点検と適切なメンテナンスにより、これらの問題を回避することが可能です。
3. 純正部品と社外部品の違いと選び方
ホイールローダーの部品には、純正部品と社外部品(アフターマーケット部品)の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、適切な部品を選ぶことが重要です。
純正部品は、車両メーカーが生産・供給する部品であり、高品質で信頼性があります。メーカーの品質基準に準拠しており、保証も適用されることが多いです。ただし、価格が高めである場合があります。
一方、社外部品は、車両メーカー以外のサプライヤーが提供する部品で、価格が比較的安価であることが特徴です。しかし、品質や互換性は製造元に依存し、保証が短いこともあります。
部品を選ぶ際には、使用頻度や作業内容、予算などを考慮し、最適な選択をすることが求められます。重要な部品や安全性に関わる部品については、純正部品を選ぶことが推奨されます。
4. 部品の調達方法と在庫管理のポイント
ホイールローダーの部品を効率的に調達し、在庫管理を適切に行うことは、現場の稼働率を維持する上で重要です。
部品の調達方法としては、メーカーの認定ディーラーや公式販売代理店からの購入が一般的です。また、オンラインの建機部品専門店やアフターマーケット専門店でも部品を入手することができます。
在庫管理においては、消耗品や故障のリスクが高い部品を予備として保管しておくことが有効です。これにより、突発的なトラブル時にも迅速に対応することが可能となります。
さらに、部品の互換性や品質を確認するために、部品番号や仕様書を管理し、定期的な棚卸しを行うことが望ましいです。これにより、不要な在庫の削減や、必要な部品の欠品を防ぐことができます。
5. まとめ:部品知識の習得が現場の効率化に直結
ホイールローダーの部品に関する知識を習得することは、現場の効率化やトラブルの予防に直結します。主要部品の役割や、トラブルの予防方法、適切な部品の選び方、調達方法などを理解し、実践することで、機械の性能を最大限に引き出すことができます。
また、定期的な点検とメンテナンスを怠らず、部品の状態を常に把握することが、長期的なコスト削減や安全性の向上につながります。現場管理者として、これらの知識を活用し、より効率的で安全な作業環境を築いていきましょう。

ホイールローダーの部品販売
当社は、中古建設機械・中古重機の専門企業です。私たちが日々使用する部品についての詳しい知識があります。中古建設機械の部品だけを取り寄せたいというお客様のために、全メーカーの部品をお送りいたします。お気軽にお問合せ下さい。


ホイールローダー部品:純正部品 vs リマン品 比較表
比較項目 | 純正部品(新品) | リマン品(リビルト/再生品) |
---|---|---|
定義 | メーカーが新規に製造した部品。純正品(OEM/GENUINE PARTS) | 使用済み部品を分解・清掃・修理・交換し、メーカー基準で再生した部品(Reman/Remanufactured) |
品質・性能 | 新品同等、設計仕様通り。耐久性・信頼性が最も高い | 新品同等の性能を目指して再生されるが、コア(ベース部品)に依存する。主要部品は新品に交換されている |
メーカー保証 | あり(通常、1年~2年程度。メーカー規定による) | あり(純正リマン品なら新品に準ずる保証。期間は新品より短い場合あり) |
価格 | 高い | 新品の約50~80%程度と割安 |
納期 | 在庫があれば即納。希少部品は納期がかかる場合あり | 在庫あれば即納。コア返却が必要な場合もあり。受注生産だと納期長くなることも |
環境負荷 | 新規製造による資源・エネルギー消費あり | 再利用による資源節約・CO2削減。環境にやさしい |
部品の例 | エンジン、トランスミッション、油圧ポンプ、アクスル、スターター、オルタネーター など | 同上。リマン品のラインナップはメーカーにより異なる |
純正ロゴ・識別 | 純正マーク、ラベル、パッケージあり | 純正リマン品は専用ラベルや再生番号あり。社外リビルトはメーカー保証なしが多い |
アフターサポート | 充実している | メーカー純正リマンならほぼ同等。社外リビルトはサポート不十分な場合あり |
コア返却 | 不要 | コア返却(古い部品の返送)が条件のことが多い |
使用上の注意 | 特になし | コアに損傷・改造・欠品があると追加費用発生や受付不可の場合あり |
適合性・安全性 | 最高水準 | メーカー純正リマンなら問題なし。社外リビルトはばらつきあり |
【補足解説】
- **リマン品(純正リビルト)**は「新品同等の性能」をうたうものが多いですが、内部部品の再利用があるため「完全新品」とは区別されます。純正メーカーのリマン品は厳格な検査基準を満たして出荷されます。
- 価格差が大きいため、コストダウンやエコロジー重視の場合はリマン品も有効な選択肢です。
- 「リビルト品」や「リサイクル品」と称して、メーカー純正でない社外リビルト品も流通しています。品質や保証内容が大きく異なるので注意が必要です。
純正部品 vs 純正リマン品(リビルト品) 詳細比較
項目 | コマツ純正部品(新品) | コマツ純正リマン品(リビルト品) |
---|---|---|
定義 | コマツが新規に製造した新品部品。製品カタログや部品表に掲載の「GENUINE PARTS」 | コマツが回収した使用済み部品(コア)を、工場で分解・洗浄・再組立し、規定の基準で再生した部品。再利用可能なパーツは再使用、消耗部品は全て新品交換。 |
対象部品例 | エンジン、トランスミッション、油圧ポンプ、油圧シリンダ、スターター、オルタネーター、ファイナルドライブ、アクスル等 | 同上(リマン対象は、コマツがラインナップしている主要部品のみ) |
品質・性能 | コマツの最新設計・規格・材質に基づき新品として製造。初期不良がほぼゼロ。 | コマツ独自の再生基準で管理。分解・点検・洗浄→摩耗/損傷部品は新品交換→再組立→性能試験。性能は新品同等。設計変更・最新仕様へのアップデートも実施。 |
検査基準 | 新品検査、完成品出荷検査 | 新品同等の最終性能試験(ダイナモテスト/油圧試験など)。再生工程はISO基準/メーカー基準に準拠。 |
メーカー保証 | 12ヶ月または2,000時間(どちらか早い方)。新品部品保証規定に準ずる。 | 12ヶ月または2,000時間(純正リマン品もほぼ新品同等の保証。保証内容は部品により異なる場合あり) |
価格 | 高額(新品価格、コストに直結) | 新品の約50〜70%。大幅なコストダウン可能。 |
納期 | 国内在庫があれば即納。欠品時は本社/海外取り寄せ。 | 在庫品は即納、在庫がない場合はコアの状態により数日〜数週間。コア返却条件あり。 |
コア返却 | 不要 | 必要(リマン品購入時は同型コア返却が条件。コア破損・欠品時は追加費用やリマン品の適用不可の場合あり) |
識別 | コマツ純正品番・パッケージ・品質証明書 | コマツ純正リマン品番、リマンタグ、専用パッケージ。保証書付属。外観に「リマン品」シール/刻印あり。 |
環境配慮 | 新規材料・資源・エネルギー使用。 | 再利用(最大80%の部品をリサイクル)。CO2排出量削減。環境ISOに適合。 |
サポート体制 | 全国のコマツ代理店・サービス工場で対応。取付サポートもあり。 | 同上。保証対応も新品部品と同様。トラブル時は純正部品と同じサービス網で対応可能。 |
注意点 | 特になし | コア部品に著しい破損・欠損がある場合、リマン品適用外やコアチャージ(追加費用)発生。リマン品は新品設定のない一部機種や部品では用意されていない場合あり。 |
【補足説明】
- コマツ純正リマン品は、社外のリビルト品(非純正リビルト)とは根本的に品質・保証が異なります。
- 社外品はコマツ規格を満たさない場合や、保証内容が限定的なケースが多いので注意。
- コマツ純正リマン品は、全世界共通のリマニュファクチャリング基準により、分解・洗浄・非破壊検査・各部品の再利用判定・組立・全数性能テストを経て出荷されます。
- **部品番号(品番)**は新品部品とリマン部品で異なる場合が多いですが、適合表で調べることが可能です。
- リマン品適用例(コマツ正規リスト):
- 油圧ポンプ、油圧シリンダー
- エンジン(アセンブリ・サブアセンブリ)
- トランスミッション(パワーシフト等)
- スターター、オルタネーター
【まとめ】
項目 | コマツ純正部品 | コマツ純正リマン品 |
---|---|---|
品質・信頼性 | 最高水準(新品) | 新品同等(コマツ規格クリア) |
保証・サポート | 万全 | 新品同等 |
コスト | 高い | 安価(新品の50~70%) |
環境対応 | 標準 | 非常に高い(リサイクル・CO2削減) |
入手性 | 高い | ラインナップ・コア返却に依存 |
✅ コマツ純正リマン品 対象ホイールローダー機種(代表例)
コマツは、主要なホイールローダー機種に対して、エンジン、トランスミッション、油圧ポンプ、油圧シリンダーなどの主要コンポーネントのリマン品を提供しています。
主な対象機種(WAシリーズ)
- WA100-1 / WA100-3 / WA100-5
- WA150-6
- WA180-1 / WA180-3
- WA200-5 / WA200-6 / WA200-8
- WA250-1 / WA250-3 / WA250-5 / WA250-6
- WA270-7 / WA270-8
- WA300-1
- WA320-1 / WA320-3 / WA320-5 / WA320-6 / WA320-7 / WA320-8
- WA350-1
- WA380-1 / WA380-3 / WA380-5 / WA380-6 / WA380-7 / WA380-8
- WA400-1 / WA400-5
- WA420-1 / WA420-3
- WA430-6
- WA450-1 / WA450-2 / WA450-3 / WA450-5 / WA450-6
- WA470-1 / WA470-3 / WA470-5 / WA470-7 / WA470-8
- WA480-5 / WA480-6
- WA500-1 / WA500-3 / WA500-6 / WA500-7 / WA500-8
- WA600-1 / WA600-6
- WA700-3
- WA800-3
- WA900-3
これらの機種に対して、コマツは純正リマン品を提供しており、部品の交換や修理の際に利用されています。
🔧 対象となる主なリマン部品
- エンジンアセンブリ:主要なエンジン部品を再生し、新品同等の性能を提供。
- トランスミッションユニット:ギアやクラッチなどの内部部品を再生し、耐久性と性能を確保。
- 油圧ポンプ・モーター(PPM):油圧システムの心臓部であるポンプやモーターを再生。
- 油圧シリンダー:ブームやアームの動作を制御するシリンダーを再生。
- スターター・オルタネーター:電装系部品を再生し、始動性や電力供給を確保。
これらのリマン部品は、コマツの厳格な品質基準に基づいて再生されており、新品同等の性能と信頼性を提供します。
📦 リマン品の特長とメリット
- 品質保証:コマツの純正リマン品は、新品同等の品質と性能を保証しています。
- コスト削減:新品部品と比較して、約50~70%のコストで提供されます。
- 環境配慮:再利用による資源の節約とCO₂排出の削減に貢献します。
- 迅速な交換:在庫があれば即納が可能で、ダウンタイムの短縮に寄与します。
📌 注意点
- コア返却:リマン品の購入には、使用済み部品(コア)の返却が必要です。コアに著しい損傷や欠品がある場合、追加費用が発生することがあります。
- 対象機種の確認:すべての機種や部品がリマン品の対象となっているわけではありません。具体的な適用可否については、コマツの正規代理店やサービスセンターにお問い合わせください。