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当社は、プロの技術者チームを持つ建設機械・重機の修理専門企業です。私たちは、フォークリフトの出張修理をご提供しています。お客様の建設プロジェクトや土木工事がスムーズに進行するために、迅速かつ効率的なサービスを提供しています。修理工賃はお問い合わせ下さい。
対応メーカー
コマツ | クボタ | 日本キャタピラー | コベルコ建機 |
三菱重工 | 日立建機 | ヤンマー | 加藤製作所 |
タダノ | 酒井重工業 | トヨタL&F | 住友建機 |
古河ユニック | 諸岡 | HIAB | 三菱ロジスネクスト |
会社概要
当社は軍用ディーゼルエンジンの開発に尽力した明治生まれの技術者が創業した会社です。建設機械の国産化で戦後復興に寄与したいとの念から、小松製作所などの建設機械メーカーに協力し、建設機械整備の迅速化、低コスト化、各種アタッチメントの開発に尽力してきました。
アマゾンにて好評発売中 創業者生誕百十年を機に出版されました。創業者の生い立ちから技術者としての活躍や事業創造まで網羅しています。 |
会社名 | 池田内燃機工業株式会社 |
所在地 | 本社: 〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目8番22号 TEL.080-5193-1566 FAX.045-521-7123 鶴見工場: 〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目8番22号 TEL.045-511-4463 FAX.045-521-7123 |
代表者 | 代表取締役社長 池田 進 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 土・日 |
主要取引先 | コマツカスタマーサポート株式会社 JFE物流京浜株式会社 株式会社光洲産業 泉企業株式会社 丸江産業株式会社 日清物流株式会社 |
指定工場 | 株式会社小松製作所 古河ユニック株式会社 クボタ建機ジャパン株式会社 酒井重工業株式会社 株式会社諸岡 |
他社との比較
当社 | メーカー | 一般的な会社 | |
---|---|---|---|
中古車修理 | ◎ | △ | ◎ |
出張で修理 | ◎ | △ | 〇 |
出張で溶接 | ◎ | △ | △ |
対応メーカー数 | 多数 | ✕ | △ |
純正部品以外の活用 | ◎ | △ | △ |
整備保証 | ◎ | ◎ | △ |
持込部品 | ◎ | ✕ | △ |
全メーカー部品販売 | ◎ | ✕ | △ |
お問い合わせ
私たちの出張修理サービス
- 溶接修理もできるプロが担当: 当社の技術者は、溶接に関する専門知識と幅広い経験を持っています。単純な修理だけでなく、溶接修理もできるのが当社の出張修理の特徴です。
- 出張修理: お客様の現場に出向き、機械の状態を確認し、必要な修理を実施します。これにより、機械を運ぶ手間やコストを削減できます。
- 設備と部品: 当社は必要な設備や予備部品を備えており、修理を素早く実施できます。部品の交換や修復が必要な場合、純正部品の他、社外部品の使用も可能なケースがあります。
- 保守: 単なる修理だけでなく、定期的な自主点検や整備も提供しています。故障する前のメンテナンスで工事がストップするリスクを予防します。
- 貴社オリジナルサービス: お客様のニーズに合わせてオリジナルの整備サービスをご提案します。
東京都・神奈川県(横浜市・川崎市含む)へ出張&溶接修理。その他のエリアはご相談下さい。
【東京都 23区】千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区 【東京都 多摩地区】八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、日野市、国分寺市、国立市、狛江市、東大和市
【神奈川県】横浜市、川崎市、横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町相模原市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市
フォークリフトの主な種類
フォークリフトの種類を、その特徴と用途に分けて表にまとめました。
種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
カウンターバランスフォークリフト | 前輪駆動で、荷物の重さで後方をバランスさせる。 | 一般的な荷物の積み下ろしや運搬に適しています。 |
リーチフォークリフト | フォークが前に伸び、狭いスペースでの作業に適している。 | 狭い通路での荷物の運搬や積み上げに使用されます。 |
スタッカー | 荷物を積み上げるのに適しており、主に軽量の荷物に使用。 | 荷物の積み上げや、ピッキング作業に適しています。 |
ピッキングフォークリフト | 作業者が荷物まで直接アクセスできる設計。 | 倉庫内での特定の商品のピックアップに適しています。 |
パレットトラック | 地面スレスレの荷物の運搬に特化している。 | 地面に置かれたパレットの移動や、荷積み、荷降ろしに利用されます。 |
オーダーピッカー | 作業者が荷物のレベルまで昇れるように設計されている。 | 高所の荷物をピックアップする作業に適しています。 |
テレスコピックハンドラー | 高いリーチと重い荷物の運搬が可能。 | 建設現場での資材運搬や、高所への荷物の移動に使用されます。 |
ラフテレインフォークリフト | 不整地で使用できるように大型のタイヤと強力なエンジンを装備。 | 建設現場や不整地での荷物の運搬に適しています。 |
サイドローダー | 長尺物を側面から持ち上げることができる。 | 長尺のパイプや板材などの運搬に特化しています。 |
コンテナハンドラー | 大型コンテナの積み下ろしに特化したデザイン。 | 海上コンテナの積み下ろしや、コンテナターミナルでの移動に使用されます。 |
この表から、フォークリフトの種類ごとに最適な用途が異なり、それぞれ特有の特徴を持っていることがわかります。適切なフォークリフトを選択することで、作業の効率化と安全性を高めることができます。
フォークリフトの主なメーカー
以下にフォークリフトの主要なメーカーを表にまとめました。
国内フォークリフトメーカー
日本には多数のフォークリフトメーカーがあり、それぞれが独自の特徴や強みを持っています。以下に、国内の主要なフォークリフトメーカーとその特徴をまとめた表を示します。
メーカー | 特徴 |
---|---|
トヨタL&F | トヨタの生産方式を取り入れた高品質なフォークリフトを製造。環境に配慮した製品ラインナップが特徴。 |
コマツ | 建設機械での強みを生かした耐久性と信頼性の高いフォークリフトを提供。特にラフテレインに強い。 |
住友重機械工業 | 高い技術力を背景にした精密な操作性や燃費効率の良いフォークリフトを展開。 |
日立建機 | 建設機械の製造で培った技術をフォークリフトに応用。独自の安全技術や快適な操作性に注力。 |
ユニキャリア | 操作性と経済性を追求したフォークリフトを製造。小回りが効き、狭い場所での作業に適した製品が豊富。 |
TCM | 耐久性とメンテナンスのしやすさに優れたフォークリフトを提供。ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能。 |
三菱ロジスネクスト | 三菱グループの一員として、革新的な物流ソリューションと共に高品質なフォークリフトを提供。 |
ニチユ | 環境負荷の低減を重視した電動フォークリフトを中心にラインナップ。使いやすさと省エネ性能に優れる。 |
これらのメーカーは、それぞれに独自の強みや特色を持ち、多様なニーズに応える製品を提供しています。選択する際は、用途や作業環境に最適なメーカーとモデルを検討することが重要です。
海外フォークリフトメーカー
海外の主要なフォークリフトメーカーとその特徴をまとめた表です。これらのメーカーは、グローバル市場において高い評価を受けており、各社が独自の技術やサービスで競争しています。
メーカー | 国 | 特徴 |
---|---|---|
Linde | ドイツ | 高い操作性と燃費効率を実現する革新的な技術に定評があり、特に環境に優しい製品を多数展開しています。 |
Jungheinrich | ドイツ | 電動フォークリフトのリーディングカンパニーの一つ。省エネ性と性能のバランスが良い製品を提供。 |
Crown | アメリカ | 高い耐久性と使いやすさで知られ、特に物流センター向けの製品に強みを持つ。 |
Yale | アメリカ | 広範な製品ラインナップと高いカスタマイズ性で、ユーザーの具体的な要求に応える製品を提供。 |
Hyster | アメリカ | 重量物の取り扱いに強い製品を展開し、特に港湾や重工業向けの大型フォークリフトでの実績が豊富。 |
Toyota | 日本 | 世界最大のフォークリフトメーカーとして知られ、革新的な技術と信頼性の高い製品を提供している。 |
KION Group | ドイツ | LindeやStillなど複数のブランドを擁するグループ。幅広い物流ソリューションを提供。 |
Still | ドイツ | 高効率で環境に優しい電動フォークリフトを中心に展開。特に操作性と安全性に重点を置いた製品が特徴。 |
Mitsubishi | 日本 | 三菱ロジスネクストを通じて、革新的で信頼性の高いフォークリフトを国際市場に供給。 |
Clark | アメリカ | フォークリフトのパイオニアとして長い歴史を持ち、信頼性と耐久性に優れた製品を提供。 |
これらのメーカーはそれぞれ独自の技術や特色を持っており、世界中のさまざまな産業でその製品が利用されています。技術革新や顧客サービスにおいても積極的な取り組みを見せており、フォークリフト市場における競争をリードしています。
フォークリフトの修理一覧
フォークリフトの修理には多岐にわたる項目があります。以下の表では、一般的なフォークリフトの修理項目をまとめています。これらの修理は、フォークリフトの安全な運用を維持するために定期的に行う必要があります。
修理項目 | 説明 |
---|---|
エンジン修理 | エンジンの不調や故障の修理。オイル漏れ、始動不良、パワー不足などの問題を解決します。 |
トランスミッション修理 | 変速機の修理や交換。ギアの入りにくさや変速時の異音などのトラブルに対処します。 |
電気系統の修理 | スターター、オルタネーター、バッテリー、配線のトラブル修理。 |
油圧系統の修理 | リフトやチルトの動きが悪い、油圧オイルの漏れなど、油圧系統の修理。 |
タイヤ・ホイールの交換・修理 | 摩耗したタイヤの交換や、空気圧調整、ホイールの損傷修理。 |
フォークの修理・交換 | 曲がったり、摩耗したフォークの修理や交換。 |
マストの修理 | マストの昇降不良や異音の修理。マストの構成部品の摩耗や損傷に対応します。 |
ブレーキシステムの修理 | ブレーキの効きが悪い、異音がするなど、ブレーキシステムの修理。 |
ステアリングシステムの修理 | 操舵が重い、方向がずれるなど、ステアリングシステムのトラブル修理。 |
安全装置の点検・修理 | シートベルト、ライト、警告音など、安全装置の機能不全を修理。 |
爪の修理 | フォークリフトの爪(フォークの先端部分)の損傷や摩耗の修理。荷物を安全に持ち上げるために重要。 |
「爪の修理」を含め、これらの修理項目はフォークリフトを安全かつ効率的に運用するために重要です。定期的なメンテナンスと適切な修理により、フォークリフトの寿命を延ばし、作業現場の安全を確保することができます。
フォークリフトの爪の修理
フォークリフトの爪(フォーク)の修理に関連する主な項目を表にまとめました。フォークは荷物を持ち上げるための重要な部分であり、その状態はフォークリフトの性能と安全性に直接影響します。
修理項目 | 説明 |
---|---|
曲がりの修正 | フォークの曲がりや変形を修正します。荷物の安全な運搬を保証するために重要です。 |
摩耗部の補修 | フォークの先端や側面の摩耗部を溶接などで補修します。摩耗による性能低下を防ぎます。 |
亀裂・損傷の修理 | フォークに生じた亀裂や深い傷を修理します。構造的な強度を回復させ、破損のリスクを減らします。 |
フォークの交換 | 修理が困難な場合や、修理によっても安全性が確保できない場合に、フォークを交換します。 |
フォークチップの交換 | 摩耗や損傷が激しいフォークチップ(先端部)だけを交換することで、全体の性能を保ちます。 |
ピンやブッシュの交換 | フォークをマストに取り付ける際のピンやブッシュが摩耗した場合、これらを交換して接続部の安定性を保ちます。 |
フォークの状態は、フォークリフトの安全運用に直結するため、定期的な点検と必要に応じた修理が不可欠です。摩耗や損傷が見つかった場合は、速やかに専門のメンテナンススタッフによる修理や交換を行うことが推奨されます。
フォークリフトのエンジンがかからない時の修理
フォークリフトのエンジンがかからない場合のトラブルシューティングに役立つ修理項目をまとめた表です。エンジンが起動しない原因は様々で、以下に挙げる修理項目をチェックすることで問題の特定と修理が可能になります。
修理項目 | 説明 |
---|---|
バッテリーのチェック | バッテリーの電圧が低下していないか、端子に腐食や緩みがないかを確認します。バッテリーが原因の場合は充電または交換が必要です。 |
スターターの検査 | スターターモーターの動作不良がないかをチェックします。不具合がある場合は修理または交換が必要です。 |
燃料系統の確認 | 燃料がタンクに十分にあるか、燃料ラインが詰まっていないか、また燃料フィルターが目詰まりしていないかを確認します。 |
点火系統のチェック | スパークプラグや点火コイルが正常に動作しているかを確認します。故障が見られる場合は交換が必要です。 |
エアフィルターの確認 | エアフィルターが詰まっていないかをチェックし、必要に応じて清掃または交換します。 |
電気配線の検査 | エンジンに電力を供給する配線に断線や腐食がないかを検査します。問題がある場合は修理または交換が必要です。 |
エンジンオイルレベルの確認 | エンジンオイルが適切なレベルにあるかを確認します。不足している場合は補充し、長期間交換していない場合はオイル交換を行います。 |
セキュリティシステムの確認 | 特に新型のフォークリフトには、セキュリティシステムが原因でエンジンが起動しない場合があります。設定や故障を確認します。 |
エンジンがかからないトラブルは、単一の原因だけでなく、複数の要因が重なって発生することもあります。上記の項目を一つずつ丁寧にチェックし、必要に応じて専門のメカニックに相談することが重要です。
フォークリフトのブレーキ修理
フォークリフトのブレーキシステムに関連する修理項目をまとめた表です。ブレーキは安全性を確保する上で最も重要な部分の一つであり、定期的なメンテナンスと適切な修理が必要です。
修理項目 | 説明 |
---|---|
ブレーキパッドの交換 | 摩耗したブレーキパッドは効き目が弱まるため、定期的な交換が必要です。 |
ブレーキディスクの点検・交換 | ディスクの摩耗や損傷はブレーキの性能低下を招くため、点検後、必要に応じて交換します。 |
ブレーキフルードの交換 | フルードの劣化や水分混入はブレーキ性能を低下させるため、定期的な交換が推奨されます。 |
ブレーキラインの点検・交換 | ブレーキラインの損傷や漏れはブレーキ圧の低下を引き起こすため、点検し、必要に応じて交換します。 |
ブレーキシリンダーの修理・交換 | シリンダーの不良はブレーキの効かない原因となることがあるため、修理または交換が必要です。 |
ブレーキマスターシリンダーの点検・交換 | マスターシリンダーの不具合はブレーキシステム全体の故障に繋がるため、定期的に点検し、必要に応じて交換します。 |
エアブレーキシステムの点検 | エアブレーキを搭載するフォークリフトの場合、エアラインの漏れやバルブの不具合を点検します。 |
ブレーキペダルの調整 | ブレーキペダルの遊びが多すぎる、または硬すぎる場合は、ペダルの調整が必要です。 |
駐車ブレーキの点検・修理 | 駐車ブレーキの効きが悪い場合は、点検し、必要に応じて修理を行います。 |
ブレーキ警告灯のチェック | ブレーキシステムに関連する警告灯が点灯した場合は、システム全体の詳細な診断が必要です。 |
フォークリフトのブレーキシステムは、使用状況によって異なる摩耗や損傷を受けます。そのため、安全な操作を確保するためには、上記のような項目に対する定期的な点検と必要に応じた修理が不可欠です。
フォークリフトのオイル漏れ修理
フォークリフトのオイル漏れは、機械の性能低下や故障の原因となるため、早急に対処する必要があります。以下の表では、オイル漏れに関連する修理項目をまとめています。
修理項目 | 説明 |
---|---|
エンジンオイル漏れの修理 | エンジンからのオイル漏れは、ガスケットやシールの劣化が原因であることが多い。必要に応じてこれらを交換します。 |
トランスミッションオイル漏れの修理 | トランスミッションケースやシールの損傷によるオイル漏れ。交換または修理が必要です。 |
油圧系統のオイル漏れ修理 | 油圧ホースの破損や接続部のガスケット劣化による漏れ。ホースやガスケットの交換が必要です。 |
ディファレンシャルオイル漏れの修理 | ディファレンシャルからの漏れは、シールの劣化または破損が原因であることが多い。シールの交換が必要です。 |
ステアリング系統のオイル漏れ修理 | ステアリングシステムのホースやポンプからのオイル漏れ。部品の修理または交換が必要です。 |
オイルパンの損傷修理 | エンジンオイルパンに穴が開いたり亀裂が入ったりしている場合、修理または交換が必要です。 |
オイルフィルター接続部の修理 | オイルフィルターの接続部からの漏れは、フィルターの不適切な取り付けやシールの劣化によるもの。見直しや交換が必要。 |
オイルクーラーの漏れ修理 | オイルを冷却するためのクーラーからの漏れ。クーラー自体の修理または交換が必要になることがあります。 |
ブリーザーキャップの確認・交換 | エンジンやギアボックスの圧力を調整するブリーザーキャップの不良がオイル漏れの原因となることがある。 |
オイル漏れは放置することで重大な機械トラブルを引き起こす可能性があります。漏れの原因となる部品の定期的な点検と、問題が発見され次第の迅速な修理が重要です。
フォークリフトのバッテリー点検と交換
フォークリフトのバッテリー交換に関連する主要な作業項目をまとめた表です。特に電動フォークリフトの場合、バッテリーはその性能と稼働時間に直結する重要な部品です。
作業項目 | 説明 |
---|---|
バッテリーの状態確認 | バッテリーの充電状態、外観に損傷や腐食がないかを確認します。 |
バッテリーの電圧テスト | 専用のテスターを使用してバッテリーの電圧を測定し、正常値であるかをチェックします。 |
端子の清掃と確認 | バッテリー端子に腐食や汚れがないかを確認し、必要に応じてクリーニングします。 |
バッテリー液のチェック | 開放型バッテリーの場合、バッテリー液が適切なレベルにあるかを確認し、必要に応じて蒸留水で補充します。 |
バッテリーの交換作業 | バッテリーが劣化または故障している場合、新しいバッテリーに交換します。 |
接続端子とケーブルのチェック | 新しいバッテリーを取り付ける際、接続端子やケーブルに損傷がないかを確認し、必要に応じて交換します。 |
充電システムの確認 | バッテリー交換後、充電システムが正しく機能しているかを確認し、問題があれば修理します。 |
安全装置のテスト | バッテリーを交換した後、フォークリフトの安全装置が正常に作動するかをテストします。 |
バッテリー交換は、単に新しいバッテリーに置き換えるだけでなく、バッテリー周りのシステムや部品の状態を確認し、必要に応じてメンテナンスや修理を行うことが重要です。これにより、フォークリフトの安全性と性能を維持することができます。
フォークリフトの検査の種類
フォークリフトの安全性と機能性を維持するためには、定期的な検査が必要です。フォークリフトの検査にはいくつかの種類があり、それぞれに特定の目的とチェックポイントがあります。以下の表で、フォークリフトの検査の種類とその概要をまとめました。
点検一覧
検査の種類 | 概要 |
---|---|
日常点検 | 使用前に行う日常的なチェック。動作不良の初期兆候の発見や安全性の確認が目的。運転席から確認できる項目や基本的な動作検査が含まれる。 |
定期自主検査(月次点検) | 一定期間ごとに専門の技術者によって行われる詳細な点検。エンジン、ブレーキ、油圧系統など、フォークリフトの全体的な性能と安全性を確認する。 |
特定自主検査(年次点検) | 労働安全衛生法などの法律に基づき、義務付けられている点検。年に1回以上の実施が求められ、専門の検査機関や技術者によって行われる。 |
これらの検査を適切に行うことで、フォークリフトの故障を未然に防ぎ、作業現場の安全を確保することができます。特に法定点検は、安全運転のための法的要件を満たすために重要です。日常点検と定期点検を適切に実施し、必要に応じて特別点検を行うことで、フォークリフトを安全かつ効率的に使用することができます。
1.日常点検(作業開始前点検)
フォークリフトの日常点検は、毎日の使用開始前や使用後に行うことが推奨されており、安全性を確保するために非常に重要です。以下の表では、フォークリフトの日常点検における主なチェック項目を詳しくまとめています。
チェック項目 | 検査内容 |
---|---|
外観のチェック | 損傷、亀裂、サビなどがないか外観を確認します。特に、フォークやマストの損傷に注意します。 |
タイヤとホイール | タイヤの摩耗状態、空気圧(エアタイヤの場合)、ホイールの損傷やボルトの緩みがないかをチェックします。 |
油圧系統 | 油圧オイルの漏れ、ホースの損傷、油圧シリンダーの動作不良がないかを確認します。 |
エンジン・電動モーター | エンジンの始動性、異音、排気ガスの状態(エンジン式の場合)、電動モーターの動作(電動式の場合)を確認します。 |
ブレーキシステム | ブレーキの効き具合、異音、ペダルの踏み心地などをチェックします。ブレーキオイルの漏れも確認します。 |
ステアリング | 操舵性能の確認、異常な遊びや硬さがないか、ステアリングから異音がしないかを確認します。 |
警告灯・表示灯 | 全ての警告灯や表示灯が正常に機能しているかを確認します。 |
安全装置の動作チェック | シートベルトの損傷や締め具合、安全装置(例えばオーバーロード警告装置など)の動作をチェックします。 |
リフトとチルトの動作確認 | フォークリフトの昇降、チルト(前後傾斜)機能がスムーズに動作するかを確認します。 |
ホーンと照明装置 | ホーンの動作確認、前照灯、尾灯、ブレーキ灯などの照明装置が正常に機能しているかをチェックします。 |
日常点検は、フォークリフトの安全な使用を保証するだけでなく、早期に問題を発見し修理することで、高額な修理費用や長期間のダウンタイムを避けることができます。使用するすべてのオペレーターがこれらの点検を正しく実施できるように、適切なトレーニングを行うことが重要です。
2.特定自主検査(月次点検)
特定自主検査、特に月次点検は、フォークリフトの安全性と効率的な運用を維持するために重要です。この検査は、日常点検よりもやや詳細に、主要な機能や部品の状態をチェックし、必要なメンテナンスや修理を早期に特定することを目的としています。以下の表では、月次点検の主なチェック項目と検査内容をまとめています。
チェック項目 | 検査内容 |
---|---|
タイヤとホイール | タイヤの摩耗状態、空気圧(エアタイヤの場合)、ホイールに亀裂や損傷がないかを確認します。 |
フォークとマスト | フォークの曲がりや亀裂、マストの滑らかな昇降動作、リフトチェーンの状態や張り具合を検査します。 |
油圧系統 | 油圧オイルのレベルと状態、漏れがないか、ホースやシリンダーに損傷がないかをチェックします。 |
電気系統(電動フォークリフトの場合) | バッテリーの充電状態、端子の腐食、電気配線の損傷や緩みがないかを確認します。 |
エンジン(エンジン式の場合) | エンジンオイルのレベルと状態、冷却液のレベル、排気システムの確認、エアフィルターの状態を検査します。 |
ブレーキシステム | ブレーキパッドの摩耗状態、ブレーキオイルのレベル、ブレーキの効き具合や異音がないかを検査します。 |
ステアリングシステム | 操舵装置の動作確認、ステアリングオイルのレベル、リンケージの損傷や緩みがないかをチェックします。 |
安全装置 | シートベルトの損傷や機能不全、警告灯やバックアラームの動作確認、消火器の有効期限と状態を検査します。 |
照明装置と表示装置 | ヘッドライト、尾灯、ブレーキライトの動作確認、その他の表示装置や計器類が正しく機能しているかをチェックします。 |
清掃 | 機体の清掃、特にラジエーターやエアフィルターなど、運用に影響を与える可能性のある部分の清掃状態を確認します。 |
月次点検は、フォークリフトの状態を継続的に把握し、大きなトラブルに発展する前に問題を特定・修正することを可能にします。適切な点検とメンテナンスは、長期的に見て運用コストの削減
3.特定自主検査(年次点検)
特定自主検査、特に年次点検はフォークリフトの安全性と効率性を長期間にわたって保持するために重要な役割を果たします。年次点検では、より詳細な検査が行われ、フォークリフトの全体的な状態と性能を確認し、必要に応じてメンテナンスや修理を行います。以下の表では、年次点検の際に重点を置くべき主要なチェック項目と、それぞれの項目の詳細な検査内容をまとめています。
チェック項目 | 検査内容 |
---|---|
エンジンおよび駆動系 | エンジン性能の全般的な検査、駆動系の摩耗状況や損傷、オイル漏れなどを確認。 |
電動系統(電動フォークリフトの場合) | バッテリー状態の詳細な検査、充電器の機能、電動モーターおよび制御システムのチェック。 |
油圧系統 | 油圧ポンプの性能、油圧シリンダーおよびホースの漏れや損傷、油圧オイルの品質を検査。 |
ブレーキシステム | ブレーキパッドの摩耗度、ブレーキフルードの状態、ブレーキラインの損傷や漏れ、ブレーキ性能の総合的なテスト。 |
ステアリングシステム | 操舵装置の動作検査、油圧ステアリングフルードのレベルと品質、ステアリングリンケージの摩耗や損傷の確認。 |
タイヤおよびホイール | タイヤの摩耗度、空気圧(エアタイヤの場合)、ホイールの損傷やボルトの緩みなどの詳細なチェック。 |
マストおよびリフトメカニズム | マストの構造的な完全性、リフトチェーンの伸びや摩耗、リフトおよびチルト機能の正確な動作確認。 |
安全装置 | シートベルト、緊急停止装置、警告灯やバックアラームなどの安全関連装置の機能テスト。 |
照明および信号装置 | 作業灯、方向指示器、ブレーキライトなどの照明装置と信号装置の動作確認。 |
構造およびフレーム | フレーム、キャビン、保護装置の構造的な損傷や亀裂の検査。フレームの歪みが安全性に影響を与えないか詳細に確認します。 |
年次点検は、フォークリフトを安全かつ効率的に運用するための基盤を作り、潜在的な問題を早期に発見して対処することを目的としています。この検査を通じて、フォークリフトの寿命を延ばし、運用コストを最適化することができます。